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株式会社星野リゾート HOSHINO RESORTS

INDUSTRY ACADEMIA

日本のリゾート業界の変革者。

株式会社星野リゾート「Globally Competitive Hotel Management Company」というVisionの元、
国内外に数多くのリゾートを運営している株式会社星野リゾート。
非日常的な滞在を体験できる「星のや」をはじめ「界」「リゾナーレ」「OMO」「BEB」の5ブランドを展開、
2017年には「星のやバリ」をオープンするなど「世界で通用するホテル運営会社」を目指し活動している。

[ 星のや軽井沢 総支配人 ]
金子 尚矢
NAOYA KANEKO

2012年 株式会社星野リゾート入社
2018年 BEB5 軽井沢 総支配人就任
2019年 星のや軽井沢 総支配人就任

「避暑地」から「通年型リゾート」へ。

ーまずはじめに、金子総支配人が感じる「星のや軽井沢」の魅力をお聞かせ頂けますか?

いちばんはこの非日常感というところですが、ご覧いただく通り、豊かな自然環境に加え、星のや軽井沢のコンセプト「もうひとつの日本、谷の集落に滞在する」という独自の世界観が特徴としてあります。いわゆるホテルや旅館というよりも、もう一つの日本のパラレルワールドのような独特の世界の住人になったような感覚を味わっていただくにはどうすれば良いか、日々試行錯誤を繰り返しています。

ー御社の宿を通じて「地域の魅力を発見した!」というお客様も多いと思います。星のや軽井沢ならではの地域の魅力を発掘する取り組みや、地域との共生の取り組みはございますか?

「軽井沢は別荘利用や移住してきた方が多く、“別荘地”や“避暑地”というイメージが先行しがちです。しかし実際は、浅間山麓の豊かな自然環境の中で多様な動植物が存在し、一年を通して様々な魅力があります。軽井沢という地が本来もっている魅力をどのように世の中に知ってもらい、どのような理由でお越しいただくか、ということに関して、「避暑地軽井沢」から脱却することを地域への貢献として意識的に行っています。つまり、「通年型のリゾート」を目指すということですが、年間通して春夏秋冬、季節ごとの魅力を作っていければ、四季を通じてお客様が足を運んでくださると考えています。

もう一つは、目の前に広がる「軽井沢野鳥の森」をはじめ軽井沢の自然を守りながら観光を発展させていくことです。それは私たちの役割でもあると思っています。保全だけではなくてお客様に森に入っていただき、そこでの体験にお金を使っていただく。ピッキオというエコツーリズムの専門家がネイチャーツアーや季節限定のムササビウォッチングツアーを開催し、森を守りながら収入を得てお客様にも楽しんでいただき、森の魅力を知っていただく。それが星のや軽井沢なりの地域貢献だと思っています。一見、経済の発展と自然を守ることは相反するようですけど、実はバランスを取ることはできると考えています。自分たちが事業を行う上で、「自然」は大事な資産でありますので、ただ守るのではなく、しっかり経済としても両立させることが本当に環境を守っていくということであり、星野リゾートでは「環境経営」という考え方を大切にしています。

世の中にあるサービスではなく、自分たちだからできるサービスへ。

ー経営のことについてもお伺いしたいのですが、御社は、数多くのリゾート施設や旅館を立て直して来られましたが、どのようにして立て直して来られたのですか?

星野リゾートによる運営が開始する際にはまず、元々施設で働いていたスタッフも皆一緒にコンセプト会議というのをやります。その会議では、施設の強みや歴史、周りのホテル・旅館さんとの違いは何か等、とにかく色々話をして、施設を運営していくスタッフみんな で意見を出し合います。そこで出た言葉や切り口をコンセプトにし、そのコンセプトに基づいて新たなサービスやオリジナルの体験を作り出すことで、周りの旅館・ホテルとは違う体験ができる宿となり集客へとつながっていく。やはり最初の時点で意見を出し合い議論に参加することで当事者意識を持てますし、その後体験を作り込む際のモチベーションになります。 また、「サービスチーム」と呼ばれるマルチタスクで業務に取り組む仕組みを採用しているので顧客のニーズに気付けるだけではなく効率面でもメリットがあります。分業だと手持ち無沙汰な時間が出てしまいますが、マルチタスクだとお客様の動きに合わせて 1 人のスタッフがずっと動くので、少人数で運営できます。すると必然的にコストが下がり、利益を生み出し、その利益を未来の顧客にさらに魅力的な滞在を提案する資金源にすることができるようになります。

ーマルチタスクを活用し動ける人材が揃っていらっしゃるんですね!マルチタスクも大事なポイントだと思いますが、御社ではどのような人材が求められますか?

人の気持ちを想像できる人ですね。接客する上でも大きなチームで色んなスタッフと働く上でも大事ですし、特にこの施設の場合、世の中にあるサービスではなく、自分たちだからできるサービスでお客様に楽しい思い出を作っていただくので、そのためには想像力はとても大事です。それと、チャレンジを楽しめる人でしょうか。弊社がフラットカルチャーだといっても、その環境を生かせるのは自分の中でやりたいこと、挑戦したいことを見つけられるかどうかが大切な要素だと思いますので、居心地のいい環境から抜け出して新しいことに挑戦し続けるマインドのある人と一緒に働けたら良いなと思います。