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プロフェッショナルの現場 株式会社 ニュー・オータニ THE NEW OTANI

INDUSTRY ACADEMIA

日本のホテル御三家と呼ばれるホテルニューオータニ。
メインバー『バー カプリ』は、1964年の開業以来、数多くの一流バーテンダーを輩出し、世界の賓客を魅了し続けている。

[ 株式会社 ニュー・オータニ バー カプリ マネージャー ]
吉田 宏樹
HIROKI YOSHIDA

4年制大学の法学部で公務員を目指していた当時、レストランのウエイティングバーのアルバイトをきっかけにバーテンダーに憧れを抱く。大学卒業後、ホテルニューオータニを運営する株式会社ニュー・オータニに入社。バー カプリのバーテンダーとしてキャリアを積み、2019年に世界最大級のバーテンダーコンペティション『ワールドクラス グローバルファイナル 2019』で、世界トップ5に選出・ジョニーウォーカー部門で優勝を果たす。現在は、バー カプリのマネージャーとして管理・統括、若手バーテンダーの育成を行いながらバー文化の普及を目指し、バーテンダーのトップランナーとして走り続けている。

世界一に輝いた、パフォーマンス。

吉田宏樹さんは、世界最大級のバーテンダーコンペティションキリン・ディアジオ株式会社主催「ワールドクラス グローバルファイナル 2019」で、世界第5位・ジョニーウォーカー部門優勝という快挙を成し遂げた。大会では「カクテルに合わせた場所・シチュエーションへ審査員を招待する」という非常に複雑なお題に対し、日本を象徴する「お花見」をテーマに、桜のカクテルを振るまい、実際にゴザを敷き、桜吹雪を散らすパフォーマンスでお花見のワンシーンを見事に再現した。味わいだけではなく体験や驚きを与えたことが優勝へと導いた。そんな、世界を魅了する吉田宏樹さんにバーテンダーのお仕事について伺った。

バーテンダーはトークのプロ。

バーテンダーにとって一番大切な仕事は、お客様をおもてなしすることです。お酒をつくることが仕事だと思われるかもしれませんが、それはおもてなしの一環に過ぎません。どんなに美味しいカクテルをつくれても会話がつまらなければプロとは言えません。ですからバーテンダーに求められるスキルは何よりも会話力。と言いましても主体はお客様ですから、バーテンダーは聞き手として頭をフル回転し、お客様にとっての心地良い会話を膨らませていきます。私は元々シャイな性格で会話は得意ではありませんが、失敗と成功を重ねて引き出しを増やすことができました。

お客様の数だけある無限のレシピ。

カクテルはお客様の好みによってレシピを少しずつ変化させるので、バリエーションは無限にありますし、どんなオーダーにもお応えします。なかでも「私をイメージしたカクテル」と言われるのが一番難しいかもしれません。その場合は、たくさん会話をしてお人柄を引き出し、イメージを膨らませていきます。

様々な方とお話できる魅力的な仕事。

バー カプリでは、ホテルバーの自覚を持ちつつお客様との距離が近い接客を心掛けています。通常ですと会話の時間制限があったり、あえて距離を取ることも多いのですが、我々が大事にするのはお客様の懐に入るような非常にアットホームなサービスです。おかげさまで常連様も多く、ボトルキープの数は約3000本もあります。私がこの仕事を続けているのは、お客様との会話が何より楽しいからです。お客様は、企業のVIPや国賓など、様々な方が数多くいらっしゃいます。当然気を引き締めますが、いつも通りのバー カプリらしいサービスを心掛けています。雲の上のような存在の方々とお会いし、お話できる職業は他にはないかもしれません。それがバーテンダーという職業の最大の魅力だと思います。

17:00

出社・始業

引継ぎ確認、前日売上確認、社内共有事項の確認。

17:30

バーテンダー業務

この時間帯は3名のスタッフが在籍し、接客中心の業務になります。

18:30

夕礼・休憩

 

19:00

バーテンダー業務

店内が賑わい始める時間帯なので接客業務にあたります。
また、ピーク時に備え諸々のスタンバイを始めます。

21:00

深夜食・休憩

 

21:30

ピーク時間

食事・宴会アフターのお客様が150~200名ご来店されます。

24:45

ラストオーダー

 

25:00

閉店

 

25:10

締め業務

会計、ホール清掃、バックヤード清掃、翌日発注物チェック、売上日誌記入、キープボトル台帳の記入…etc。

26:00

終業・自己啓発・退社

若手バーテンダーの練習・自己啓発。翌日明け番のスタッフは仮眠室にて就寝します。