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スペシャルインタビュー マリオット・インターナショナル MARRIOTT INTERNATIONAL

SPECIAL INTERVIEW

自分が掛けた言葉で、手を差し伸べたことで
感謝をしていただける仕事。

1927年、J. ウィラード・マリオットとアリス・シーツ・マリオットにより開業した、
アメリカ合衆国のメリーランド州ベセスダに拠点を置く世界最大のホテルチェーン。
現在は「ザ・リッツ・カールトン東京」をはじめ、世界138の国と地域に31のブランド、8,500を超えるホテル/リゾートを展開。

[ 日本地区 採用担当部長 ]
大野 裕子
YUKO OHNO

学生時代からホテル業界を志し、複数の外資系ホテルにて20年以上勤務。2017年にマリオット系列のホテルの新規立ち上げに関わり、現在はマリオット・インターナショナルの日本地区採用担当部長を務める。

「関わるすべての人を大切に」。 創業者から脈々と受け継がれる思い。

外資系ホテルで20年以上のキャリアを持ち、 現在はアメリカに本部を置く世界で一番大きなホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルで 日本地区採用担当部長を務める大野裕子さん。
求める人材から外資系ホテルの魅力まで様々なお話を伺いました。

日本のおもてなしや文化は海外ホテルからもオファーが。

ーマリオット・インターナショナルはアメリカを本拠地とし、様々なホテルブランドを展開されていますが、御社の特徴についてお伺いできますか?

まず、世界で一番大きなホテルチェーンであるということです。多種多様な31のブランドを展開していますので、本当にダイナミックな動きをしているホテルということがひとつあります。加えてマリオットは唯一創業者の名前がそのまま会社名になっているホテルチェーンなのですが、96年間マリオット一族が基本的に経営に携わっておりますので、一貫したぶれない企業理念を持ち続けていることが特徴として挙げられます。「従業員をなによりも大切にすることにより、その従業員はお客様を大切にします。そしてそのお客様はまた私たちのホテルに戻ってきてくださるのです」という私が一番好きな創業者の言葉も96年間ずっと受け継がれてきたものです。

ー御社では、社員に投資するという考えがあると伺ったのですが。

従業員の皆さんが成長することが会社の成長につながると思っていますので、まずは従業員に投資をするということに力を入れています。その中でもリーダーシップをとれる将来有望な方たちに対してはより比重の高い投資をさせていただき、なるべく最短で効率よくリーダーシップのレベルに到達していただくようなプログラムを設けています。また日本で、日本人による、日本のホテルのマネジメントを育てていきたいと考えています。これはどこの国も同様に、ローカライズされたということがすごく大切であると思っています。

ー海外で働くことを目指しているのですが、海外のグループホテルでの勤務も可能なのでしょうか?

もちろんです。ぜひチャレンジをしていただきたいと思いますし、マリオットグループの従業員に優先的にキャリアの機会を提供するというルールがあります。ですから求人を掲載するときも外部の人の目に触れる前にまずは最初にマリオットで働く従業員の皆さんの目に触れるようなルール化がされていたりですとか、誰がいつどのタイミングでもキャリアにチャレンジする機会を、誰も阻んではいけないという考え方がありますので、そういった部分ではどんどんチャレンジをしてほしいと思います。最近はインバウンドが戻ってきたことにより私のもとにも海外の人事担当から日本の人を送り込んでほしいという問い合わせがすごく増えてきていますね。着物が着られるとか、日本人の接客ができる人、日本語が話せる人というのがまた注目を集め始めていますので、そういった部分でもまだまだ日本人は重宝されるのではないかと思います。

ー御社が求める人材はどのような人ですか?

マリオット・インターナショナルの全世界に共通する5つのコアバリューというものがあり、どのブランドの従業員もまずは入社の際に必ず学ぶのですが、このコアバリューに共感していただける方、そして実行していただける方です。1つ目が「なによりも人を大切にします」。これはお客様だけではなく同僚や自分のまわりにいる人たち、そして自分自身も含めというところになります。2つ目が「世界に貢献します」。これは本当に自分たちだけ良ければいいということではなく、マリオットという企業として自分たちのまわりにいる手を差し伸べなくてはいけない方たちに対してどういったアクションができるのか、そしてそのアクションを自然にとれることが必要だと思っています。3つ目は「変化を受け入れます」。変化というのは受け入れづらいものだと思うのですが、変化も恐れずに受け入れることにより視野が広がったり、今までチャレンジしていなかったことに一歩踏み込むことで次のステップに近づけることもあると思います。4つ目は「誠実に行動します」。当然のことではあるのですが、コンプライアンスやハラスメントなどに厳しい会社ですので、本当に小さなことから誠実に行動する、どんな行動が自分にとって、また会社にとって人として誠実なのかと考えられる人ですね。5つ目は「卓越性を追求します」。これは100点をもらって満足をするのではなくて、120点130点を目指すためには何をしたら良いのか、どんな磨きが自分自身に必要なのかを考え、常により良いものを探求できる方がマリオットのアソシエイトとして持っていただきたい心の中の大切なことだと思っています。

ー最後に、ホスピタリティ業界を目指す学生にメッセージをお願いします。

このお仕事は一日たりとも同じ日はありません。毎日お客様も違いますし、やらなければいけないこと、自分で考えなければいけないこと、色々な毎日がやってきます。だからこそ本当に飽きることない楽しい仕事なのです。自分が起こした行動やかけた言葉、自分が手を差し伸べたことによって相手から感謝をしていただける、自分次第でいくらでも仕事を楽しくすることができると私は思っています。ホテルの中には様々なお仕事があるので、まずは接客などで経験を積んでいただき、将来的には人事や経理といったお仕事もありますから、ぜひ継続的に魅力的なホテル業界で皆さん頑張っていただきたいなと思っています。

SEMINAR & SPECIAL LECTURE

9ブランドが参加をした THL合同企業説明会

世界最大のホテルグループ「マリオット・インターナショナル」からザ・リッツ・カールトン東京やウェスティンホテル、2023年に開業し話題を集めているブルガリホテル東京など9つのブランドがTHLの合同企業説明会に参加しました。マリオットインターナショナルの戦略や求める人材、各ブランドごとのコンセプトや特徴などをお話しいただき、学生たちは憧れのまなざしで参加をしていました。

ザ・リッツ・カールトン東京

ブルガリホテル東京

ウェスティンホテル東京