業界インタビュー 株式会社Plan・Do・See PLAN DO SEE INC.
誰かを想って行動すれば、
うれしい気持ちはひろがっていく

日本のおもてなしを世界中の人々へ。
「日本のおもてなしを世界の人々へ」というミッションのもと、
日本及び世界の主要都市に独自のスタイルを持ったホテル・レストラン・バンケットなどを展開。
世界の魅力的な場所に、極上の空間をつくり続けている。
もし自分がお客様だったら、 どうしてほしいかを常に考える。
国内外にホテル・旅館・レストラン・ウエディング会場などを展開するPlan・Do・See。その総合職に内定をいただいた在校生が、学校で学んできたことをどう活かして働いていくべきか、キャスティング人事ご担当者にお話をお伺いしました。

ー御社はレストラン、ホテル、旅館、ブライダルとさまざまなお仕事があります。共通して大事にしていることはなんですか?
浅田 私たちはどの部門でも“I am one of the customers”という言葉を行動指針にしています。これは、もし自分がお客様だったら、どうしてほしいと思うだろうか、と考えるための指標です。「自分だったらこう接してほしい」と思える態度でお客様に接することができるか。お客様ひとりひとりの立場に立って、もし自分がこのお客様であったのなら、と考えてサービスをさせていただけるよう、どの部門も努めております。
ー私はブライダルコーディネーターになるのが目標です。御社のブライダル部門の方はどんなことを意識して働かれていますか?
浅田 私も現在の部署に至るまではブライダルコーディネーターをしておりました。お打ち合わせの際は、おふたりがどのような人生を歩んでこられて、どのような夫婦になりたいのか、過去も未来もお聞かせいただき、私たちもその人生に参加させていただく、結婚式をつくるとはそういうものだと当社のプランナーは考えています。また私たちはホテル、旅館、レストランなども展開していますから、式を挙げていただいたご夫婦は生涯ロイヤルカスタマーとして、各施設を優待利用いただけます。結婚式をあげたその後の人生にも豊かに寄り添える、そんな存在を目指しているんです。

ー新入社員はどのように仕事を教えてもらえますか?
浅田 内定後、卒業までに研修があり、まずは同期入社のメンバーと交流していただきます。同期入社メンバーというのはかけがえのない存在になりますので、お互いを知っていただけたら。そして入社後プランナーの場合は、経験豊富なウエディングプランナーから接客の研修を受けます。通常1組のカップルへの接客は3時間程度、この3時間をそのままロールプレイし試験とし、合格した人から現場に出ていただくことになります。
ーホスピタリティ業界全体で、そして御社にはどんな人材が求められていますか?
浅田 “I am one of the customers”、自分がその方だったらどうしてほしいか、を考えられる人がきっといいお仕事をされるでしょう。また自分自身の指標を持ち自立したひとりの大人であることも求められると思いますよ。
ー学校では、「なぜお客様がその質問をするのか」その理由を考えなさいと、先生に言われてきました。
浅田 質問の言葉通りでなく、なぜお客様がその質問をされるのか、その背景と意図を想像しお答えすることは大事です。弊社はTHLで開催される合同企業説明会や、ブライダル課の学生のプレゼンテーション審査に参加させていただくなどして御校と関わらせてもらっています。THLの学生さんは早くから目標を絞り努力されている方々ばかり、ウエディングの価値を上げたいと本気で思っていらっしゃる、だからこそホスピタリティ業界全体を盛り上げてくださるのではと、期待しています。石田さんはまだ卒業まで時間がありますが、それまでどんな学校の課題がありますか?
ー1年生の時は知識を身につけることをメインに、2年生では多くの人がインターンに出るなどして現場を体験していきます。そして3年生ではこれまで学んだことを企画に落とし込むことが大きな課題となります。私はブライダルのコースですが、ブライダルだけではなく、観光などの企画も考えることも。どうしたらお客さんに楽しんでもらえるかを考えることは、観光も結婚式も同じことだと思い課題に向き合っています。
浅田 それは素晴らしいですね。弊社ではプランナーを務めたのちホテルやレストランに行く、という社員もいます。その人の仕事への想いや希望を汲み取って、という意味の部署変えです。おっしゃったように、どの部署も仕事の本質は、お客様を想う気持ち。業務が変わってもみなさんそれぞれに活躍されています。

ーホスピタリティ業界で働くために学生のうちにしておくべきことはありますか?
浅田 いろんな場所に行き、いろんな人に出会って、さまざまな価値観を知ってください。失敗してもいいからなんでも挑戦して、その全部の経験が、誰かを思いやる力になるはずです。
ー私は高校生の時、大切な人たちが全員集まる結婚式に憧れTHLに入学しました。同じようにホスピタリティ業界に憧れる若い方へメッセージをいただけますでしょうか。
浅田 ホスピタリティ業界は最高ということはお伝えしたいです。人を想う仕事は、なくなることはありません。誰かを想ってその人のために行動をして差し上げる。その方に喜んでいただけて、そのうれしい気持ちが広がっていく。世界を平和にできる仕事です。ぜひ、一緒に「うれしい」を届けて広げていくお仕事をしていきましょう。


