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業界インタビュー ホテル椿山荘東京 HOTEL CHINZANSO TOKYO

SPECIAL INTERVIEW

ホスピタリティのはじまりは
思いやりの心

自然豊かな庭園と、もてなしの心が息づく唯一無二の空間。

目白に佇む日本屈指の名門結婚式場・ホテル。広大な森のような庭園は春の桜、初夏の蛍、秋の紅葉、冬の椿と四季折々の表情を見せる。
「フォーブス・トラベルガイド」ホテル部門、スパ部門において、8年連続で4つ星を獲得、
開業から70年以上、歴史と伝統を守りながら、より洗練された空間とサービスを提供し続けている。

[ 総務課 マネージャー ]
鷺坂 祐宏
YOSHIHIRO SAGISAKA
卒業生
[ 婚礼セールス課 ブライダルコーディネーター ]
津澤 音羽
OTOHA TSUZAWA

お客様の希望を引き出し、 サポートするお仕事です

ホテル椿山荘東京に内定をいただいた学生が、同ホテルにて現在ブライダルコーディネーターとして働く卒業生の先輩に現在のお仕事について、そして同ホテル総務課マネージャーに、ホスピタリティ業界で働くにあたって大事なことをお伺いしました。

ー津澤さんは現在、ホテル椿山荘東京の婚礼セールス課でどのようなお仕事をされていますか?

津澤 結婚式をご検討されている方に、会場をご覧いただきその魅力を伝え、プランなどをご提案しています。結婚式をうまくイメージできない方々も多いので、まずは会場をじっくり見ていただき、おふたりのご希望を引き出せるよう、日々努力しているところです。

ー津澤さんは、どのようにホテル椿山荘東京の婚礼セールス課のお仕事に就いたのですか? 学校の勉強ではどんなところが、お仕事に活きていますか?

津澤 高校時代からブライダル業界に漠然とした憧れがあり、THLのブライダル総合プランナーコースに入学を決めました。学校ではブライダルコーディネート技能検定の対策授業があり、実技検定に向けてしっかりロールプレイできたことが、現在の仕事に役立っていると感じています。THL在学中に、ホテル椿山荘東京に内定し、就職してからは宴会サービスと調理場で研修を受けたのち、婚礼セールス課に配属されました。婚礼というものは、当日のサービススタッフの対応やお料理など当ホテルの大切な要素がつまっているものですから、さまざまな部署を研修で知ることができたのも、とても重要な経験でした。

ーホテル椿山荘東京では津澤さんはじめTHLの卒業生が活躍しています。また産学連携プログラムやインターンシップの受け入れなどもしていただいている中で、当校の印象をお聞かせください。

鷺坂 産学連携のなかで、当ホテルの新しい商品を学生のみなさんにご提案いただくという授業をさせていただきました。その際はみなさん、一生懸命取り組んで、大変現実的で、魅力的な商品を企画してくださいましたね。日々、ホスピタリティ業界で活躍する講師の方々から、専門的な学びを得ているということで、その賜物なのだと驚きました。ホテル椿山荘東京で働く卒業生のみなさんも、チームに素早く溶け込み、早々に結果を出されている方が多い印象です。

ーホテル椿山荘東京でのお仕事ではどんな人が求められていますか?

鷺坂 ホスピタリティマインドがあり、お客様にどうしたら喜んでもらえるか、マニュアル通りではなく自分で考えることができる方は素晴らしいお仕事ができると思います。また、ホテル椿山荘東京が本当に好きで、それを伝えたいという思いがあることも大事ですね。産学連携の授業ではTHLの学生のみなさんを当ホテルにご案内することもありますから、まずはホテル椿山荘東京を見てもらい、好きになってもらういい機会だと、私たちもうれしく感じています。

ー津澤さんはお仕事でどんな時にやりがいを感じますか?

津澤 ブライダルフェアで一組のお客様をご案内する時間は3時間、その時間の中でどれだけ信頼関係をつくることができるか、どれだけお客様のご希望を引き出せるか、ということが難しくもありやりがいも感じます。より明確なご希望を一緒に探っていくために、なるべく具体的な質問をし、選択肢を絞ってご提案することを心がけています。当ホテルでは披露宴会場だけでも30室近くありますので、その中からお客様のご希望に合うものをこちらで選びご提案できるかどうかが大事。お客様をご案内するこのブライダルフェアは土日祝日を中心に行っていて、毎週先輩方にフィードバックをいただき、うまくご提案できた点、至らなかった点を洗い出して、次のご案内に活かすことができるので、日々挑戦を続けている感覚ですね。

ーブライダル業界を目指す学生が、今のうちにしておいた方がいいことがあれば教えてください。

津澤 まずは様々な式場について知っておくことが大事だと思います。このホテルはこういう会場で、このレストランはこういう雰囲気など、知っておくことでお客様の希望を引き出しやすくなります。それぞれのホテルには、どういう施設がどこにあるか、などもなんとなくでも覚えておくといいかもしれません。ホテルのつくりがわかれば見えてくるものもありますし、実際に就職が決まった場合はすぐにその知識が活かせますからね。

鷺坂 その通りです。他の式場について知っておくことは業界を知ることにつながります。ホテルのアフタヌーンティーなどに積極的に行ってみて、雰囲気を掴むこともいいかもしれません。そしてぜひ、当ホテルにもふらりとお越しください。季節によって装いを変えますから、まずは楽しんでいただきたいですね。

ーブライダル業界、ホスピタリティ業界に興味を持ち始めている人たちへメッセージをお願いします。

津澤 私は高校生の頃、本当にぼんやりとした憧れをブライダル業界にもっていて、学校に入るまでホスピタリティとサービスの違いも知りませんでした。サービスとはお客様が求めていることを叶えること、一方ホスピタリティとはお客様が求めている以上のことをこちらからおもてなしすること。ホスピタリティのレベルにいくには日常の些細なことから想像力を持って相手に接していかなければなりません。どんな時もどんな場所でも一緒にいる人のことを思いやることからはじめてみると、自分のやってみたいことが見えてくると思います。

ー私たちもホテル椿山荘東京で働くにあたって、日本の魅力をもっと伝えていけるよう頑張ります!