古関さんは「ビーチライター」として世界中のビーチを取材、メディアに記事を書くお仕事をされています。どのようにしてこの仕事を始めたのですか?
学生時代にダイビングにハマってそのままダイビング雑誌の編集部に。その後、フリーランスになり旅行雑誌で毎月海外取材をするようになって、現在も旅をしながらメディアに記事を書いています。年の1/3は海外に出ている生活です。
ビーチライター
ダイビング雑誌の編集を経て、フリーランスライターとして独立。月1、2回、世界のビーチを取材する生活を30年以上続け、ビーチリゾートやダイビング、サーフィンなど海にまつわる内容の記事を雑誌やウェブメディア、ガイドブックなどで執筆。ビーチの魅力を国内外に発信している。
学生時代にダイビングにハマってそのままダイビング雑誌の編集部に。その後、フリーランスになり旅行雑誌で毎月海外取材をするようになって、現在も旅をしながらメディアに記事を書いています。年の1/3は海外に出ている生活です。
タヒチのファカラバ島は素晴らしかったです。探検家のジャン・ミシェル・クストーさんが、この海の魚影が世界一と言っているのですが、その通りワンダイブで100匹以上のサメを見ることもできます。大きなホテルはなく、小さなペンションに泊まるしかないのですが、それでも世界中からビーチ好きのセレブリティが集まっています。
硫黄島がとても面白いんですよ。火山の成分によって海の色が青緑っぽく、また温泉も流れ込んでいるため傷ついた亀などが集まってくる神秘的な場所。また鹿児島のヨロン島、そして沖縄は全体的に素晴らしいですね。沖縄の有人島は38あり、私は37島へ行きました。けれど海外の旅行サイトには、日本のビーチの情報がとても少ないので、もっと世界に知られるべきで、メディアとして私にももっとできることがあるなと思っています。
フィリピンのパマリカン島は、1島1リゾートの超高級リゾート地。ここではコンシェルジュやバトラーさんのお仕事が細かいのはもはや当然なのですが、プールサイドに置いておいた飲みかけの水のボトルが、泳いで帰ってくると冷えたものに変わっているなど、顔の見えないスタッフの方のサービスがきめ細やかで驚きました。
現在は旅行業務取扱管理者の資格取得のために勉強中です。旅行ライターたちの経験や知識をつめこんだ旅行プランをつくり、ご案内、販売することができたらいいなと考えています。
最近はサウジアラビアが印象的でしたね。2019年まで外国人観光客の入国ができなかった国です。観光業としては後発ですが、だからこそ最新鋭のシステムを取り入れて、サステナビリティを重視した観光開発が印象的でした。
旅にはお金もかかりますが、けれどそれは、好きを諦める理由にはなりません。ではどうしたら安く行けるのか、どうしたら仕事として企画になり、旅費を稼げるのか、常に旅に行くことを前提にものごとを考えているんですよ。旅は人生そのもの、皆さんも素敵な旅をつくる人たちになってください。