効果的な英語勉強法とは?初心者におすすめの学習法とポイントを紹介
「英語を身につけたいけど、どうやって勉強したらいいのか分からない……」
「英語の効果的な勉強法があったら知りたい」
と思っている人もいるでしょう。
英語の勉強法にはさまざまな種類があるので、どれを試そうか迷ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、効果的な英語の勉強法や初心者にはおすすめしない練習方法などをお伝えします。
効果的な英語の勉強法を実践すれば、普通に勉強をするよりも早く英語を習得しやすくなります。
「英語を早く身につけたい」「英語で話せるようになりたい」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
初心者にはおすすめしない英語の練習方法
初心者にはおすすめしない英語の練習方法は、以下のとおりです。
- 英単語を書いて覚える
- 英語の音声を聞き流すだけ
- 英語を全て和訳する
これらの練習方法をしていると、「英語を学んでいるつもりなのに、成果が出ない」という事態になってしまうかもしれません。
それぞれ解説していきます。
英単語を書いて覚える
英単語を書いて覚えるのは避けた方がいいです。
英単語を書く場合、声に出すだけよりも時間がかかるため、記憶するために重要な要素である「反復回数」が減りやすいからです。
また書くだけでは、英単語の発音が思い出せない場合に「スペルは知っているけど、聞き取れないし、発音できない」という事態になってしまいます。
英単語は書かずに声に出して反復して覚えることで記憶に残りやすく、発音も覚えられるのでおすすめです。
英語の音声を聞き流すだけ
英語を聞き流すだけというのも初心者にはおすすめできません。初心者が英語の音声を聞いても、英単語や文法の知識が乏しいため、内容を理解するのが難しいからです。
「英語の音声を1時間も聞いたけどほとんど覚えていなかった」という経験をした人もいるでしょう。
英語学習の初期は「わからなかった表現」や「聞き取れなかった英単語」を調べた方が効果的なので、初心者のうちは英語をただ聞き流すだけの方法は避けましょう。
英語を全て和訳する
初心者がやりがちですが、英語を全て和訳するのもあまり適していません。
英語を聞いたり、読んだりしているときに、「全て和訳しよう」と思うと時間がかかってしまうからです。
英語に慣れてくると、知っている単語や表現は和訳せずに意味を理解できるようになります。例えば、appleやdogのように慣れ親しんでいる英単語なら、わざわざ和訳をしなくても「りんご」や「犬」と英語のまま意味を理解できるはずです。
もし知らない英単語や表現が出てきた際も、全てを和訳せずに知らない英単語の部分だけ和訳すると短い時間で英語を理解できます。
例えば、以下の文です。
I lost the manuscript.
このときに、「私は原稿を無くした」と全部訳すのではなく、「I lost the 原稿.」と一部だけ和訳する癖をつけた方が望ましいです。
実際の会話ではスピードも要求されるため、英語を和訳するのは自分が知らない英単語や表現の部分だけにしておくことをおすすめします。
効果的な英語勉強法!初心者におすすめの学習法6選
初心者におすすめの効果的な英語の勉強法は、以下の6つです。
- 英語の発音の学習
- 英単語を覚える
- アプリを使う
- 友達や知人と英語で話す
- 目の前のものや状況を英語で説明してみる
- 英語で日記をつける
それぞれ解説していきます。
英語の発音のルールを覚える
英語の発音のルールを知っておくと初めて見る単語でも正確に発音しやすくなります。
一般的に発音ができた英単語はヒアリングもしやすくなると言われているからです。
例えば、「L」と「R」の発音のルールを覚えたとします。「L」は舌先が前歯の付け根に触れ、「R」は舌先がどこにも触れないというルールがあります。すると、カタカナで「フライ」と発音するだけでは、聞き取りにくい「fly(飛ぶ)」と「fry(炒める)」の聞き分けがしやすくなります。
なお、英語には「リエゾン(Liaison)」と呼ばれる2語以上で起こる発音の変化があることも覚えておきましょう。
英語の発音のルール | ||
---|---|---|
連結 | 単語を繋げて発音する |
Can I [kænái] (キャン アィ→キャナィ) |
脱落 | 発音しない |
good time [gú(d)táim] グッドゥ タィム → グッタィム |
同化 | 発音を変化させる |
get you [gét(tʃ)júː] 「ゲットゥ ユー → ゲッチュー」 |
連結と同化は似ていますが、「連結」がスペル通りの発音になるのに対して、「同化」はスペルと違った発音になるという違いがあります。発音が変化する理由は、早く話すためとされています。
英語の発音のルールを覚えておくと、聞き分けられる英語の量が増えるので、リスニング力を向上させやすいです。
英単語を覚える
次に、英語を話すために必要な英単語を覚えていきましょう。
英単語はリスニング力やスピーキング力の向上に欠かせないからです。
しかし英単語は数万語以上あるため、全て覚えようとすると挫折してしまいます。
そのため、まずは1,500語程度の英単語が収録された単語帳を覚えるようにしましょう。英単語の暗記は手軽にできるので、通学時間や飲食店での待ち時間など隙間時間を使って勉強しやすいです。
覚えている英単語の数によって英語力が変わるため、初心者は優先的に学習しましょう。
アプリを使う
英語を勉強できるさまざまなアプリが登場しています。
具体的には以下のものなどがあり、向上させたい能力によってアプリの種類を選ぶといいでしょう。
アプリの種類と向上が期待できる主な能力 | |
---|---|
アプリの種類 | 向上が期待できる主な能力 |
字幕付きで英語の動画観られるアプリ | リスニング力 |
英単語を効率的に学習できるアプリ | リスニング力+スピーキング力 |
海外の人とオンラインで英会話ができるアプリ | リスニング力+スピーキング力 |
短い動画で日常会話を学べるアプリ | スピーキング力 |
それぞれの種類でおすすめのアプリは後の章で紹介します。
アプリなら、紙の参考書や問題集を持ち歩かなくても、スマートフォンがあればどこでも勉強が可能です。
アプリの種類によっては、1日数分間から勉強ができます。通学中やカフェでの待ち時間など、スキマ時間を有効活用して勉強する習慣を身につけましょう。
目の前のものや状況を英語で説明してみる
普段からできる練習として、目の前のものや状況を英語で説明してみましょう。
実際に英語で説明しようとすると「英語でなんと言えばいいのか分からなかった」と自分の弱点を把握できるからです。
例えば、「中学校の先生が結婚したので、嬉しい。」という場合、「I’m happy because my junior high school teacher got married.」と表現してみましょう。
慣れてくれば、自然に英語が浮かぶようになり自分のスピーキング力を向上させられます。
スキマ時間があればすぐに実践できるため、目の前のものや状況を英語で説明してみましょう。
英語で日記をつける
英語で日記をつけるのもおすすめです。
その日あった出来事を日記にすることで、「これは英語でなんと表現するのだろう?」と自分が知らない英語の表現に気付けます。
例えば、「今日は寝坊をしたけど、遅刻はしなかった。」という場合、「I overslept today, but I wasn’t late.」と書きましょう。
文字に起こすことで「英単語のスペルを間違って覚えていないか?」「文法のミスがないか?」という点も確認できるので、英語で日記をつけるのはおすすめです。
英語勉強法の5つのポイント
英語学習のポイントは、主に次の5つです。
- 英語を勉強する目的を決める
- 英語に触れる時間を増やす
- 背伸びせずに発音練習から始める
- 自分の興味がある分野が外国ではどんな状況か調べてみる
- 英語で人と会話してみる
英語を勉強する目的を決める
まずは、英語を勉強する目的を決めましょう。
日本では英語を話せなくても暮らしていけます。そのため、目的がないまま英語を勉強していても、「別に英語が話せなくても困らない」「なぜ勉強しているのかわからない」と学習に身が入らなくなってしまうかもしれません。
「英語で海外の人と話すため」「将来、英語を使った仕事をするため」と英語を勉強するための目的を決めましょう。
目標を決めると英語の勉強も楽しく行いやすくなります。
英語に触れる時間を増やす
5つのポイントの中でも重要なのが、日常的に英語に触れるようにするということです。
アメリカ国務省の外交官養成局(Foreign Service Institute)が発表しているリストによると、日本人が英語を話せるようになるまでにの習得に必要な時間は2,200時間とされています。
2,200時間を早く達成できるように、日頃から英語に触れる時間を増やしましょう。
例えば、スマートフォンの使用言語を英語に変えるとスマートフォンが英語表記になります。
また、スキマ時間で英語のアプリで学習をしたり、普段聴いている音楽を洋楽に替えて口ずさんでみたりしましょう。前述した通り、ただ聞き流すだけだと学習の効果が薄いためです。
英語に触れる時間を増やすと早く話せるようになります。
背伸びせずに発音練習から始める
スピーキングの練習では、最初からうまく発音できなくてもいいので発音練習から始めましょう。
英語の発音のルールを学ぶことも大切ですが、実際に発音することが重要だからです。
うまく舌や口が使えずになかなかキレイな発音ができないかもしれませんが、発音練習を続けていくうちに上達していきます。
もし可能なら英語を話せる友達や知人に「How about my pronunciation?(私の発音はどうですか?)」と発音のアドバイスをもらってもいいでしょう。
挫折せずにコツコツと発音練習をしていきましょう。
最初は片言の発音でもいいので、まずは発言していくことが大切です。
自分の興味がある分野が外国ではどんな状況か調べてみる
自分が好きなことや趣味があれば、それが海外でどんな状態であるか調べてみるとよいでしょう。
自分の興味がある分野なので翻訳をしながら楽しく調べられます。
例えば、バスケットボールが好きな人なら、NBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)の試合動画を観たり、NBAの歴史やバスケットボールの歴史について調べてみたりしましょう。
インターネットで検索するだけで海外の情報も手軽に調べられるので、実践してみましょう。
英語で人と会話してみる
自分の実力を試すために、実際に人と話してみましょう。
実際に会話してみると、「英語がスグに思い浮かばない」「意外と会話が通じる」など、気づくことが多いです。
英語を話せる友達がいる場合は、「英語を勉強しているから英語で話してほしい」 とお願いすれば協力してくれるでしょう。
周りに英語を話せる人がいない場合、英会話カフェに行ったり、ランゲージエクスチェンジ(メールやチャットや音声で言語を教え合う仕組み)に参加したりしましょう。
友達や講師との会話のあとに、「How’s my English?(私の英語はどうですか?)」と尋ねると、文法の間違いや発音のフィードバックをもらえます。もらったフィードバックをもとに改善をしていきましょう。
英語学習におすすめのアプリ
英語学習におすすめのアプリは、次の4つです。
- TED
- 英語アプリ mikan
- ネイティブキャンプ
- スタディサプリENGLISH
全てを使う必要はないので、興味があるものから活用してください。
TED
引用元:App Store
TEDでは心理学やテクノロジーなど、さまざまな分野のプレゼンテーションを観られます。
多くのプレゼンテーションで英語と日本語の字幕を表示できるので、初心者でも学習がしやすいです。
TEDはプレゼンテーションの仕方や最先端の知識も学べる優れたアプリです。動画や音声をダウンロードしておけば、インターネットがない場所でも再生できます。
英語アプリ mikan
引用元:App Store
mikanは600万人が利用している英語学習アプリです。無料でも1万5,000語もの単語を勉強できます。
全ての単語の発音を聞けるので、リスニング力の向上も可能です。30秒で10単語学習ができるため、隙間時間に自分のボキャブラリーを増やせられます。
1ヵ月1,000円の有料プランでは、使える教材、学習履歴のグラフ化、my単語帳などの機能が増えます。
まずは無料で使ってみましょう。
【オンライン英会話】ネイティブキャンプ英会話
引用元:App Store
ネイティブキャンプは世界120ヵ国以上の人とレッスンができるアプリです。レッスンの回数は無制限です。
講師の出身国を選べるので、自分が学びたい国の英語の発音を勉強できます。
レッスンは5分からできるため、声が出せる環境であれば出先でも気軽に勉強が可能です。
料金は個人なら月額6,480円(税込)、ファミリープランなら月額1,980円(税込)です。7日間の無料期間もあるので、気軽にお試しできます。
スタディサプリENGLISH – 新日常英会話コース
引用元:App Store
スタディサプリENGLISH – 新日常英会話コースも英語を学習できるアプリです。
ドラマ形式のレッスンで楽しく学べます。
1レッスンは3分なので、いつでも気軽に英語学習が可能です。
スタディサプリENGLISHには、TOEIC®テストの対策ができる「TOEIC® L&R TEST対策コース」とビジネスシーンでの会話を想定した「ビジネス英語コース」もあります。必要に応じて活用してください。
英語勉強法に関するよくある質問
英語勉強法に関するよくある質問と回答を紹介します。
- 聞き流しは効果があるの?
- 留学はしたほうがよいの?
- 英会話スクールに行ったほうがいいの?
- 英語の習得に必要な時間はどのくらい?
それぞれ解説していきます。
聞き流しは効果があるの?
前述のとおり、聞き流しは初心者にはほとんど効果ないでしょう。
集中して英語を聞いていないので「結局何を聞いたか覚えていない……」という結果になりやすいです。
上級者なら英語の聞き流しでも「知らない単語を見つけた」「発音を確認できた」と効果を得られるかもしれません。しかし、初心者のうちは知らない単語ばかりなので、英語の聞き流しをしても効果は期待できないでしょう。
留学はしたほうがよいの?
留学をすることで「英語を使う環境」に身をおけるため、英語学習が進みやすくなります。
時間と予算に余裕があれば、留学をしてもよいでしょう。
時間的余裕のある学生の時期の留学はおすすめです。
その場合は、国内で英語の基礎を押さえた状態で留学することをおすすめします。「留学をしたけど授業についていけず、友達と日本語ばかり話してしまった」という結果になると、せっかく留学をしても効果を得にくいからです。
期間にもよりますが、留学の経験があると就職でも有利になりやすいです。
英会話スクールに行ったほうがいいの?
「自分で勉強するのが苦手だから英会話スクールへ行ったほうがいいかな?」と考えている人もいるでしょう。基礎を固めるために、英会話スクールを活用するのも手段のひとつです。
なお、「英語を使って仕事をしたい」と考えている場合は、英会話スクールよりも企業とのつながりがある専門学校や大学のほうが就職をしやすくなります。
本格的に英語を勉強したいなら専門学校がおすすめ
本格的に英語を勉強したいなら、専門学校がおすすめです。専門学校では一般的な大学に比べて、実践を通じて英語を習得できます。
数ある専門学校の中でもおすすめは、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校です。こちらでは、「英語力を活かして仕事をする」ための独自のプログラムを用意しています。
「英会話コミュニケーション」に加えて、世界中のホスピタリティ企業と連携しているため、海外で仕事をする際に必要な「実践・専門英語」も学習可能です。
「少人数制度」「レベル別クラス」といった制度を採用しているので、効率的に自分の英語力を伸ばしていけます。
- 実践でコミュニケーション能力を高められる「組み合わせ授業」
- 活きた英語を学べる「ネイティブ講師」
- 仕事で使う「専門英語」
- いつでも英語に触れられる「オンライン英会話」
という充実した授業と学習環境で英語を使いこなせる「国際人」を目指せます。実際に入学時には英語が苦手でしたが、授業を通じて在学中に英会話をマスターした学生もいました。
また、在学中に「海外実習研修」「海外語学留学」「海外専門留学」を行います。一部のコースでは、世界を代表する企業への「海外インターンシップ」も行います。
※社会情勢によっては開催できない場合もあります。あらかじめご了承ください。
世界トップレベルの講師からホスピタリティを学べるエコール オテリエール ローザンヌといった提携校で勉強ができます。
なお、「Wメジャーカリキュラム」によって、別の専攻の授業を追加料金なしで受けられるのも特長です。「ホテル業界について勉強したい」「旅行業界に興味がある」という場合でも、好きな授業を受けられます。
また、「ワーク&スタディ」プログラムでは学校に通いながら、アルバイト情報誌には掲載されない業界の現場で働くことが可能です。学びながら収入を得られます。
さらに、企業とともに行う「産学連携」により、在学中から実践的なカリキュラムで学ぶことも可能です。
「就職サポート」も充実しており、一人ひとりの夢を叶えるために個別での面接や履歴書の対策を行っています。企業とのつながりを活かした合同企業説明会やインターンシップを開催していたり、生涯就職サポートがあることで卒業後の再就職や転職の際も安心です。
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