フードコーディネーターになるには?仕事内容、収入や資格など紹介
フードコーディネーターという言葉は聞いたことがあるという方は多くいると思います。しかし、実際の仕事内容やなる方法など具体的なことは、ほとんどの人が知らないのではないでしょうか?
この記事では、フードコーディネーターの仕事内容、なる方法や収入をまとめました。
フードコーディネーターになりたい方、興味のある方は、ぜひ記事を読み進めてみてください。
目次
フードコーディネーターとは?
フードコーディネーターとは、文字通り「食」に関するヒト・モノ・コトを総合的にコーディネートしていく仕事です。
「食」に関する業務は多岐にわたり、スペシャリストとして専門的な知識や技術が求められます。
次は、フードコーディネーターの実際の仕事内容をみていきましょう。
フードコーディネーターの仕事内容
フードコーディネーターの業務の幅は広いです。ここでは実際に、フードコーディネーターの仕事内容を紹介します。
主な仕事は、以下の4つです。
- ①レシピ考案
- ②お店のレイアウトや飾り付け
- ③撮影用の料理作成
- ④料理教室
それぞれ解説していきます。
①レシピ考案
新しいレシピを考案します。
テーマに合わせて試作を重ね、料理の材料や分量を最適化していきます。よりわかりやすく伝えるため、レシピが完成してからも繰り返し試作することが多いです。
②お店のレイアウトやメニューの盛り付け
レストランやカフェのレイアウト、そしてメニューや盛り付けを考えます。
食に関するあらゆる場面に携わりながら、一つのお店全体を作り上げていきます。
③撮影用の料理作成
撮影用の料理作成を行い、テレビやCM、雑誌などのマスメディアに対して、食を演出します。
料理番組の出演など、一般の人にもわかりやすく、「作りたい」と思える料理を季節やテーマに合わせ、提案します。
④料理教室
フードコーディネーターは、料理教室も開催します。家庭料理からパーティ料理まで、幅広く教えます。
まずは包丁の持ち方や野菜の洗い方などと、初歩の初歩から始める人もいます。料理教室では、生徒さんに教える必要があるため、コミュニケーション能力が求められます。
フードコーディネーターになるには?
実際にフードコーディネーターになるためには、どうしたらよいでしょうか?
この章では以下の項目について詳しく解説していきます。
- フードコーディネーターに必要な資格はある?
- フードコーディネーターに求められる能力やスキル
- フードコーディネーターを目指せる学校は?
- フードコーディネーターの就職先や求人は?
ぜひ参考にしてください。
フードコーディネーターに必須の資格はある?
フードコーディネーターに必須の資格はありません。
ですが、フードコーディネーターの資格として「フードコーディネーター資格認定試験」というものがあります。
また、他にも役立つ資格があります。
フードコーディネーター資格認定試験
フードコーディネーター資格認定試験は、日本フードコーディネーター協会が発行しているもので、日本で唯一のフードコーディネーターの資格になります。
3級〜1級まで存在し、それぞれ3級:初級・入門、2級:アシスタントレベル、1級:プロとして活躍できるレベルというように、段階ごとに分かれています。
・3級:受験料11,000円+対策講座受講料13,000円+資格認定料21,000円=合計53,000円
・2級:1次試験受験料11,000円+2次資格認定講座受講料15,000円
+認定対策講座受講料20,000+資格認定料21,000円=合計67,000円
・1級:1次試験受験料12,000円+2次資格認定講座受講料16,000円
+試験対策講座受講料16,000円+資格認定料31,000円=合計75,000円
これに加え、1級合格者は入会が必須なので、
入会費5,000円+年会費15,000円=合計20,000円
仮に3級から1級まで取得した場合、合計は215,000円ということになります。予算と時間に余裕がある場合は取得を目指してもよいでしょう。
その他フードコーディネーターに役立つ資格
他にフードコーディネーターに役立つ資格としては、以下のものがあります。
- 栄養士
- 管理栄養士
- 調理師
- 製菓衛生師
- 食品衛生管理者
- 調理師
- 専門調理師
これらの試験に合格するには相応の時間をかけ、専門的な学習が必要です。
他にも、以下の資格があります。
- フードアナリスト
- フードスペシャリスト
- 野菜ソムリエ
- 食生活アドバイザー
- 食空間コーディネーター
- フードサイエンティスト
- フードインストラクター
- フードアドバイザー
すべての資格を取得する必要はありませんので、「自分に本当に必要かどうか」で判断しましょう。
フードコーディネーターに求められる能力やスキル
フードコーディネーターに求められる能力やスキルは、以下の通りです。
- 企画力
- コミュニケーション能力
- ホスピタリティ
- 英語力
フードコーディネーターは、「消費者が何を求めているのか?」を見極めて食を提案する企画力が必要です。
また、仕事の中で人と関わる場面が多く、当然ながらコミュニケーション能力も求められます。
なお、お客様の要望を叶えるためのホスピタリティも求められます。
さらに、英語を身につけると海外のレシピが読めたり、海外のお客様にもサービスを提供できたりするので、活躍できる幅が広がります。
フードコーディネーターを目指せる学校は?
フードコーディネーターになるためには、実際に役に立つ経験や知識が必要になるため、学校でしっかりと体系的に学ぶことも効率が良くおすすめです。
専門学校と大学をそれぞれ解説していきます。
専門学校
専門学校で学ぶメリットは、なんと言っても「実践的」な内容が多いことです。
座学がメインの大学に比べ、実際に仕事をしている感覚で学べるという点が大きなメリットです。
数ある専門学校の中でも東京ホテル・ウェディング&IR専門学校は、実績のある講師の指導が受けられるので、おすすめです。
国内外で活躍できるように毎日英語にふれる環境が整っています。業界を代表する一流の講師陣から、実践的な技術や知識を学び、身につけられます。
今なら体験入学や個別相談会を行っています。
さらに、24時間申し込み可能なネット出願も行っています。
大学
フードコーディネーターになるために大学に進学する場合、一般的には食品や栄養、製菓調理系の学科やコースを選ぶことが多いです。
フードコーディネーターの資格を取得できる大学もあります。
しかし、実際に食の業界で働くことを考えると、「座学が多く、実習が少ない」と感じるかもしれません。
フードコーディネーターの就職先や求人は?
フードコーディネーターの就職先や求人は多岐にわたります。
- 食品メーカー
- 飲食店
- 料理教室
- 病院
フードコーディネーターは、食に関する仕事のため、幅広い就職先や求人の中から自分が働きたい場所を選択できます。
フードコーディネーターの給料や年収は?
正社員として働く場合、給与は年収343万円程度です。
もちろん勤務する会社や勤務年数によって差はあり、ボーナスの有無や待遇の内容にも左右されます。安定した収入を得られることが魅力です。
さらに、フリーランスの場合、自己裁量の割合が大きく、年収も200万円〜500万円とさまざまです。売れっ子として稼ぐフードコーディネーターも一部いるため、自分次第で収入の額は大幅に変わってきます。
たとえば、テレビなどのマスメディアに出演したり、書籍に料理レシピを紹介したりすれば、収入もどんどん上がるので、夢のある仕事です。
フードコーディネーターに向いている人の特徴
フードコーディネーターに向いている人は、以下の通りです。
- 食に興味関心がある人
- 粘り強い人
- 新しいことが好きな人
基本的に「食」に関するものに強い興味・関心がある人、「好き」という熱い気持ちがある人は、フードコーディネーターに向いています。
フードコーディネーターは、レシピが完成までに根気を要するので、粘り強い人にも向いています。
またフードコーディネーターは、新しいレシピを開発したり、お店のレイアウトを考えたり、変化がある仕事です。そのため、同じことの繰り返しではなく、新しいことが好きな人に向いています。
フードコーディネーターのやりがいと魅力
フードコーディネーターは、自分がイメージしたもの、好きなものを実際に「形」にできます。
自分の行動や試行錯誤によって、美味しい料理やキレイなレイアウトができあがる。そして、できあがった料理やレイアウトで周りの方が楽しんでくれる人がいるのがやりがいです。
私たちの生活には欠かせない「食」を通じて、人に幸せを届けられるのが大きな魅力です。
フードコーディネーターになって食で人を幸せにしよう!
人が生きていく上で、「食」というのは欠かせません。大勢の人達がより楽しく、より美味しいものを食べられるために、フードコーディネーターはさまざまな場所で求められています。
自分が「食」に関わることで、周りの人を喜ばせ、笑顔を見られれば、自分も大きな幸せを感じられます。
東京ホテル・ウェディング&IR専門学校のパティシエ&製パンコースでは、ワールドクラスの講師陣からの指導が受けられます。
なお、企業からの課題に学生が取り組む「企業プロジェクト」を通じて、新商品の開発もできます。さらに、独学では身につけることが難しい「ホスピタリティ」と「英語」が学べるカリキュラムを用意しています。
フードコーディネーターになりたい方には、理想的な環境が整っています。
今なら体験入学や個別相談会も行っています。
ネット出願も24時間受け付けています。
「食」を通じて、人々を幸せにできるフードコーディネーターになりたい方は、この機会にお問い合わせください。