キャビンアテンダントに身長基準はある?採用条件と内定獲得のポイントを解説
キャビンアテンダントは憧れの職業として名前が挙がることの多い仕事のひとつです。
人気の職業のため、内定を獲得するためにはしっかりとした準備が欠かせません。また、採用条件について「身長制限がある」という話を聞いたことがあるかもしれません。
ひと昔前まではキャビンアテンダントになるには高身長であることが条件でしたが、現在ではほとんどの航空会社の募集要項には身長に関する条件はありません。
この記事では、キャビンアテンダントに身長基準があるといわれていた理由や、内定を獲得するために重要なポイントについて解説します。
目次
キャビンアテンダントに身長基準があるといわれる理由
キャビンアテンダントが高身長である必要があると一般的にいわれていた理由は、飛行機の中で働く環境にあります。
キャビンアテンダントの最重要業務は機内の安全を守ることであり、以下のような「保安業務」が含まれます。
- シートベルトの着用状況確認
- 座席の位置確認
- 手荷物の収納状況確認
- 非常口や通路の確保
- 機内設備の点検(天井近くの棚なども含む)
これらの保安業務を確実におこなうためには、天井付近までの高さに手が届く「アームリーチ」が必要不可欠でした。 そのため、かつては航空会社が一定の身長以上をキャビンアテンダントの採用条件としていたのです。
外資系航空会社で重要視されるのはアームリーチ
外資系航空会社の募集要項では、現在でも多くの企業で身長に関する条件が見られます。特に重要視されているのは、手を伸ばしたときに規定の高さに手が届くかどうか(アームリーチ)です。
外資系航空会社の募集要項から、身長に関する記載を以下にまとめました。
航空会社 | 身長に関する記載 |
---|---|
エミレーツ航空 | 身長が160cm以上で、つま先立ちで212cmまで伸ばすことができ、すべてのタイプの航空機の緊急装置に手が届くこと |
カタール航空 | 腕の長さは最低212cm |
エバー航空 | 身長160cm以上かつアームリーチ(爪先立ちで両手を伸ばした)で208cmを超えること |
香港エクスプレス航空 | 腕の長さが最低208cm |
シンガポール航空 | 身長158センチ以上 (機内での保安要員としての業務を遂行するため) |
身長に条件がなく、アームリーチのみ記載がある航空会社もあります。
日系航空会社の募集要項には明確な身長制限はない
一方、日系航空会社の募集要項には身長に関する基準はありません。
もちろん、身長が160cm以下でも内定を獲得することは可能です。特に飛行機の小型化によって、身長による採用の格差は過去のものとなっています。
キャビンアテンダントの内定獲得の重要な3つのポイント
ここでは、キャビンアテンダントの内定獲得のために重要な以下の3つのポイントを解説します。
- 人間力を磨く
- 語学力・国際性を学ぶ
- ホスピタリティ精神を身につける
キャビンアテンダントを目指す方は参考にしてください。
人間力を磨く
人間力とは、自ら学び、自ら考える力やリーダーシップのことをいいます。
キャビンアテンダントは、機内という非日常的ともいえる閉鎖された空間で、お客様の命を預かり、質の高いサービスで快適な旅を提供する役割を担っています。緊急時に冷静な判断をするためにもこの人間力を高めておくとよいでしょう。
英語力・国際性を身につける
外国からの観光客が増え、国際線に限らず国内線での英語対応も日常的になっています。そのため、キャビンアテンダントの業務には英語力は不可欠です。
異なる文化圏のお客様に質の高いサービスを提供するためには国際性を身につけることも必須です。
キャビンアテンダントの英語力について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:キャビンアテンダント(CA)に必要な英語力は?語学力を身につける方法
ホスピタリティ精神を身につける
キャビンアテンダントはサービス業であり、常に多くのお客様と接する仕事です。人と関わるのが好きな人が向いていて、お客様の笑顔を見ることをやりがいと感じられるような高いホスピタリティが求められます。
日本のおもてなし文化を体現するようなホスピタリティ精神を持ち、実行することが大切です。
専門学校で学ぶメリット
上記3つのポイントは、エアーライン業界の知識や実績を持つ専門学校などで身につけることができます。
専門学校で学ぶメリットには以下の3つがあります。
- エアーライン業界の最新情報を得られる
- 実践的な研修でスキルを身につけられる
- 就職サポートで内定獲得のバックアップを受けられる
エアーライン業界の最新情報を得られる
専門学校では、現役で活躍する有名航空会社のキャビンアテンダントによる直接指導や最新情報を学ぶことができます。これにより、航空業界の動向や最新のトレンドをいち早くキャッチでき、現場でのリアルな声を聞くことによって、モチベーションを高めることができます。
また、航空業界だけでなく観光業界に関する広い知識も身につけられるため、将来の職業選択の幅が広がるでしょう。
業界の最新技術やサービスについても学べるのは、専門学校ならではのメリットです。
実践的な研修でスキルを身につけられる
専門学校では、実際の業務に近い環境でスキルを習得します。
また、インターンシップや留学などのカリキュラムを通じて実践的なスキルや語学力を身につけることができます。
実際の現場での研修を通じて、即戦力としての能力を磨くことができるため、卒業後はすぐに業務に適応できる力を持つことができるでしょう。
就職サポートで内定獲得のバックアップを受けられる
専門学校では、エントリーシートの作成や面接対策、企業研究などの就職サポートが充実しています。
キャビンアテンダントを目指す学生一人ひとりに対して、個別の指導やアドバイスが提供されるため、内定獲得に向けてしっかりと準備することができます。また、合同説明会なども開催され、そのまま内定につながるチャンスもあります。
卒業後のキャリアサポート制度がある専門学校なら、就職後もキャリアアップの相談が可能です。
キャビンアテンダントの内定を獲得して、世界中のお客様をおもてなししよう
キャビンアテンダントとして世界中を飛び回り、お客様に素晴らしいサービスを提供するためにも、学生時代の実践的な学習が欠かせません。
東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校のキャビンアテンダントコースなら、内定獲得やその後のキャビンアテンダントとしての業務に必要な知識がしっかりと身につきます。
体験入学や個別相談会も行っているので、ぜひ参加してみてください。将来の夢に向かって、一歩を踏み出しましょう。