成果につながる英語の上達法!スピーキングとリスニングの勉強方法
英語を勉強していると「もっと上達したい」と感じる人も多いでしょう。
そこでこの記事では、成果につながる英語の上達法をお伝えします。
また、英語の上達法のポイントや避けたほうがいい勉強方法もあわせて解説していきます。
「英語を上達させたい」と考えている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
英語の上達法【基礎編】
英語の上達法の基礎は、次のとおりです。
- 自分がなりたいレベルを決める
- 正しい発音を身につける
- ボキャブラリーを増やす
- 英文法の知識を身につける
- 瞬発力を上げる
それぞれ解説していきます。
自分がなりたいレベルを決める
自分がなりたいレベルを決めておくと学習計画を立てやすくなります。
それにより必要な学習量が変わってくるため、英語学習をはじめる前に自分がなりたいレベルを決めておきましょう。
たとえば、「字幕なしで映画を観たい」「海外で働ける英語力を身につけたい」
など具体的な目標にすることが望ましいです。
正しい発音を身につける
まずは英語の発音のルールを覚えておきましょう。正しい発音を身につけることでスピーキングやリスニングの上達が速くなります。
たとえば、[e]は日本語の「エ」に近い発音、[I]は「イ」と「エ」の中間のような発音になると覚えておきましょう。
なお、英語には「リエゾン(Liaison)」と呼ばれる2語以上で起こる発音の変化があることも覚えておきましょう。
英語の発音のルール | ||
---|---|---|
連結 | 単語を繋げて発音する |
Can I [kænái] 「キャン アィ→キャナィ」 |
脱落 | 発音しない |
good time [gú(d)táim] 「グッドゥ タィム → グッタィム」 |
同化 | 発音を変化させる |
get you [gét(tʃ)júː] 「ゲットゥ ユー → ゲッチュー」 |
リエゾンは早く喋るために使われます。
発音のルールを知っていれば、上達しやすくなるため、初心者にはおすすめです。
ボキャブラリーを増やす
ボキャブラリーを増やすことも重要です。ボキャブラリーが少ないと英文の意味を理解しにくかったり、自分が言いたいことを伝えにくくなったりするためです。
たとえば、「reserve(予約)」という単語を知っていれば、「I reserved the hotel.(私はホテルを予約した)」という文章を理解したり、言ったりできます。
ボキャブラリーはリスニング・リーディング・スピーキングに必要なため、英語を上達させたいならボキャブラリーを増やすことを意識しましょう。
英文法の知識を身につける
英文法の知識を身につけることで、英文を理解しやすくなります。
たとえば、「過去完了形」を知っていれば、以下の文章も理解できます。
He had been at his friend’s house before he went to the school.(彼は学校に行く前には友達の家にいた)
英文法もリスニング・リーディング・スピーキングに必要なため、早めに身につけておきましょう。
瞬発力を上げる
英語の瞬発力を上げることは上達するために重要といえます。
リスニングやスピーキングでは、すぐに意味を理解したり、すぐに言葉を発したりする必要があるためです。
「どういう意味だったかな」「なんて言えばいいのかな」と考えてしまうとスムーズにコミュニケーションを取りにくいです。逆に、瞬発力を上げるとスムーズにコミュニケーションを取れるようになります。たとえば、相手にしてほしいことがあったら「I want to〜」とすぐに伝えられるとスムーズに会話が進みます。
最初は難しいでしょうが、瞬発力を上げることも意識しましょう。
英語の上達法【リスニング編】
英語のリスニングの上達方法は、以下のとおりです。
- オーバーラッピングを行う
- ディクテーションを行う
- 短文を聞き取れるようになる
- 全文を日本語に訳さずに意味を理解する
一つずつ説明していきます。
オーバーラッピングを行う
オーバーラッピングとは、英文を見ながら流れてくる英語の音声を読み上げる練習方法です。
英語の発音やネイティブスピードに慣れることができるため、リスニング力を鍛えるために効果的なトレーニングとなっています。
たとえば、「英文だけ読んでも発音が分からなかった」「音声だけ聞いても理解できなかった」という場合にもオーバーラッピングは効果的です。
英文と音声さえあれば簡単にできるため、オーバーラッピングを試してみましょう。
ディクテーションを行う
ディクテーションとは、流れてきた英語の音声を書き出す練習方法です。
リスニング力の向上に効果が期待できます。慣れないうちはカタカナで書いても大丈夫です。
たとえば、I was spoken to by a foreigner at the airport.(私は空港で外国人に話しかけられた)なら、「アイ ワズ スポクン トゥ バイァ フォーリナー アト ジ エアポート」というように書き出します。
継続していくとリスニング力が向上していきます。
短文を聞き取れるようになる
いきなり長文を聞き取るのは難易度が高いため、まずは短文から聞き取れるようになりましょう。
たとえば、以下の長さ程度の短文なら聞き取りやすいと思います。
The movie I saw today was interesting.(今日観た映画は面白かった。)
短文を聞き取れるようになるためには、先ほどお伝えしたオーバーラッピングやディクテーションが効果的です。
長文を理解できるようになるために、まずは短文を確実に聞き取れるようになりましょう。
全文を日本語に訳さずに意味を理解する
全文を日本語に訳さずに意味を理解できるようになるとリスニング力が向上しやすくなります。
これは全文を日本語に訳していると時間がかかってしまいリスニングが難しくなってしまうからです。
たとえば、「book」や「hand」という英単語なら、わざわざ「本」や「手」と訳さずに意味を理解できるでしょう。
He has a book in his hand.(彼は手に本を持っています。)
という英語が流れてきたら、日本語に訳さずに「本を持っている男性」をイメージするのがおすすめです。
なお、意味を知らない英単語が出てきた場合は、理解するために訳しても大丈夫です。その際は、全文ではなく、知らない英単語だけ訳すといいでしょう。
He has a manuscript in his hand.(彼は手に原稿を持っています。)
という文章なら「manuscript(原稿)」だけ訳すと短い時間で意味を理解できます。
英語の上達法【スピーキング編】
英語のスピーキングの上達方法は、以下のとおりです。
- 普段から英語で考える
- シャドーイングを行う
- 目の前のものや状況を英語で説明してみる
- 実際に人と話してみる
順番にお伝えしていきます。
普段から英語で考える
普段から英語で考える癖をつけましょう。こうすることで英語がパッと出てきやすくなります。
最初は「英語でなんと表現するんだろ」と思うこともあるので、分からない単語はすぐにスマートフォンやパソコンで調べましょう。
たとえば、「今日は気持ちが前向きだ」という場合、「I feel positive today.」と考えてみましょう。
英語で考えることに慣れるとスピーキングは大きく上達します。
シャドーイングをおこなう
シャドーイングとは、流れてきた英語を聞きながら発音をする練習方法です。
シャドーイングを行うことで口が英語の発音に慣れて、スピーキングの向上が期待できます。
シャドーイングは流れてきた音声をただ繰り返すのではなく、流れてきた音声のすぐあとに発音をしていきます。
シャドーイングは1日15分はおこなうとよいでしょう。
目の前のものや状況を英語で説明してみる
目の前のものや状況を英語で説明すると英作文の力がつくので、おすすめです。
たとえば、「机の上は散らかっている」という場合、「The desk is cluttered.」と表現します。
英単語が分からない場合は、スマートフォンやパソコンで調べても大丈夫です。
続けていけば、自分の英語の表現の幅が広がります。
実際に人と話してみる
実際に英語を使って話してみましょう。最初は緊張をするかもしれませんが、自分の弱点や現在の実力を知ることができるので、おすすめの方法です。
周りに英語を喋る友達がいない場合は、英語カフェに行ったり、ランゲージエクスチェンジ(メールやチャットや音声で言語を教え合う仕組み)に参加したりしましょう。
実際に人と話すと上達を感じやすくなるでしょう。
英語上達のポイント
英語の上達法のポイントは、以下のとおりです。
- スキマの時間を活用する
- 英語を使う環境を作る
- 習慣化して勉強を続ける
それぞれ解説していきます。
スキマの時間を活用する
英語に限らず、学習はスキマの時間を活用できるかがポイントです。「今日は4時間連続で勉強しよう」と思ってもまとまった時間を取ることが難しいかもしれません。
しかし、駅やレストランの待ち時間など忙しい人でも数分の隙間時間はあるでしょう。
英語を話せるようになるために、スキマ時間を活用して学習を進めていきましょう。
英語を使う環境を作る
英語を使う環境を作ることで学習の効率を上げられます。英語を使う環境が作れれば英語を喋る必要が出てくるため、学習にもより真剣になるからです。
たとえば、友達と英語だけで会話したり、英語カフェやランゲージエクスチェンジに行ったりするといいでしょう。
英語を使う環境を作ることで、英語の上達がしやすくなります。
習慣化して勉強を続ける
英語が話せるようになるためには2,200時間が必要とされているので、英語の学習を習慣化して続けていく必要があります。
「今日は勉強をしなくてもいいか」と学習を中断せずに根気よく学習を続けていきましょう。
習慣化してコツコツと学習をすることで、日に日に英語は上達していきます。
英語の上達に役立つ本
英語の上達に役立つ本を紹介します。
- 英語上達完全マップ : 初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
- 改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
- キク英文法
- ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!
いずれも多くの英語学習者から高い評価をされている本なので、ぜひ活用してください。
英語上達完全マップ
引用元:Amazon
英語を上達させるために役立つトレーニングや進め方が実例とともにまとめられています。
英語学習を途中で挫折しない方法も紹介されており、初級からTOEIC900点レベルまでの勉強法の参考になる1冊です。
英語を効率的に上達させたい人には相性がいい本です。
改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる
引用元:Amazon
2004年の初版から約20年間、愛されている名著です。2021年に改訂されているので、内容は新しいです。
発音の矯正とリスニング力の向上が期待できます。付属のCDの音声を発音できるようになると英語が聞き取りやすくなります。
音声は付属のCD以外にも専用サイトからダウンロードできるので、手軽に利用が可能です。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
引用元:Amazon
どんどん話すための瞬間英作文トレーニングは、英作文を素早く作れるようになる本です。
使いこなせれば、反射的に英語で会話ができるようになります。
中学校レベルの簡単な英語が中心なので、中学校を卒業している人なら学習をしやすい1冊です。「知っている英語」を「使える英語」に変えられます。
キク英文法
引用元:Amazon
「シリーズ500万部突破」という非常に売れている本です。
主要100大学とセンター試験の問題をもとに必須の英文法212項目をまとめた1冊です。
1日3分から学習ができるので、スキマ時間でも勉強できます。
ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!
引用元:Amazon
本のタイトルどおり、「ネイティブが12歳までに覚える」という表現の型をまとめた本です。ネイティブの子供が覚える順番になっているので、学習を進めやすくなっています。
豊富なイラストが描かれているので、イメージで覚えやすいです。
英作文の問題が400問も付いているので、知識の定着も進みます。
英語の上達に役立つアプリ
英語の上達に役立つアプリは、以下のとおりです。アプリはスマートフォンが手元にあればすぐに勉強できるので、非常に便利です。
- 英語アプリ mikan
- スタディサプリENGLISH – 新日常英会話コース
- Duolingo
それぞれ解説していきます。
英語アプリ mikan
引用元:App Store
mikanは600万人が利用している英語学習アプリです。
ゲームをするように楽しく英語を学べます。英語学習者から人気の英語教材を扱っているので効率的に勉強しやすいです。リスニングとリーディングの両方の対策が可能です。
1ヵ月1,000円の有料プランでは使える教材が増えます。
無料でも使えるので、まずは無料で使ってみましょう。
スタディサプリENGLISH – 新日常英会話コース
引用元:App Store
スタディサプリENGLISH – 新日常英会話コースはドラマ式レッスンを採用しているので、ストーリーを楽しみながら英語を学べます。シナリオは大人気ドラマ『ごくせん』の脚本家の江頭美智留氏が担当しているので、物語が非常におもしろいです。
NHKの番組講師も勤めるスティーブ・ソレイシィ氏による動画も観られます。リーディング・リスニングを手軽に伸ばしたい人には相性がいいです。
スタディサプリENGLISHには、TOEIC®テストの対策ができる「TOEIC® L&R TEST対策コース」とビジネスシーンでの会話を想定した「ビジネス英語コース」もあります。まずは、「新日常英会話コース」からスタートするのがおすすめです。
Duolingo
引用元:App Store
Duolingoは「世界No.1の外国語学習法」と言われています。
リーディング・リスニング・スピーキングの3つの力をゲーム感覚で伸ばすことが可能です。AIが自分の学習状況に合わせてレッスンをしてくれます。
かわいいキャラクターが登場するアプリなので、楽しみながら学べるでしょう。
Duolingoの学習の効果は研究によって実証されています。
無料でも使えますが、有料にすると広告を非表示にできます。
避けたほうがいい勉強方法
避けたほうがいい勉強方法は、次のとおりです。
- 聞き流し
- 複数の教材に手を出す
英語を上達させたい場合は、ぜひ覚えておきましょう。
聞き流し
英語を聞きただ流すだけというやり方は避けたほうがいいでしょう。初心者が英語の音声を聞いても、英単語や文法の知識が乏しいため、学習の効率が低くなりやすいからです。
「英語の音声を1時間も聞いたけどほとんど覚えていなかった」「何度聞いても英語を聞き取れない」という経験をした人もいるでしょう。
英語の上級者なら発音の確認や文法の確認に使えますが、初心者には向いていません。
学習の効率を上げるために、聞き流しより先に他の勉強方法に取り組むのがおすすめです。
複数の教材に手を出す
複数の教材に手を出すのも避けたほうがいいでしょう。欲張ってしまうと勉強が進まなくなる恐れがあるからです。
たとえば、複数の参考書や問題集を買っても「どれからやればいいのか迷う」という事態になりやすいです。
複数の教材に手を出さずに、「まずはこの1冊を終わらせる」という姿勢で学習をしていきましょう。
英語の上達に関するよくある質問
英語の上達に関するよくある質問と回答を紹介します。
- 英語の習得にかかる時間は?
- 英語がなかなか上達しない理由は?
- 英語は独学でも身につけられる?
- 短期間で英語を上達させるには?
ぜひ参考にしてください。
英語の習得にかかる時間は?
前述のとおり、アメリカ国務省の外交官養成局(Foreign Service Institute)が発表しているリストによると、日本人が英語を喋れるようになるためには、2,200時間はかかるとされています。
これは、英語のネイティブが日本語を喋れるようになるために2,200時間を要することから、日本人が英語を喋れるようになる時間も同様と考えられているからです。
焦らずに根気よく学習を続けていきましょう。
英語がなかなか上達しない理由は?
英語がなかなか上達しない理由は、複数考えられます。
- 英語を話す目的を決めていない
- 英語で人と会話していない
- この記事で紹介した避けたほうがいい勉強方法をしている
- 勉強時間が短い
「英語がなかなか上達しない」と感じたときは、思い切って学習方法を変えてみましょう。
英語は独学でも身につけられる?
英語を独学で身につけることは可能です。独学なら学校に通う場合に比べて費用を抑えられます。
ただし、モチベーションの維持が難しく挫折しやすいです。「独学での勉強を選択して、モチベーションが続かなかった」という経験がある人もいるでしょう。
また、独学で勉強する場合、文法や発音の間違いに気がつきにくいため、喋れるようになるために時間がかかってしまう恐れもあります。
短期間で英語を上達させるには?
短時間で英語を上達させる方法は、正しい勉強方法をおこない、必要な時間を投資することです。
英語の指導に長けている学校に通うと、短期間で英語を上達しやすくなります。また、先ほどもお伝えしたとおり、英語を話すためには2,200時間はかかるとされているため、英語を勉強する時間を増やすこともおすすめの方法です。
まとめ:英語の上達させたいなら専門学校がおすすめ
英語を上達させたいなら、専門学校がおすすめです。実践的に英語でコミュニケーションをとる授業が多いため、効率的に英語を習得できます。
東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校では、「英語力を活かして仕事をする」ための独自のプログラムを用意しています。
「英会話コミュニケーション」に加えて、世界中のホスピタリティ企業と連携しているため、海外で仕事をする際に必要な「実践・専門英語」も学習可能です。
「少人数制度」「レベル別クラス」といった制度を採用しているので、効率的に自分の英語力を伸ばしていけます。
なお、自分が目指したい職業に応じてコースを選択することもできます。
一流のホテルマンになりたいなら「ホテルマネジメント本科」「スーパーコンシェルジュコース」「リゾート・ホテルホスピタリティコース」
航空業界に進みたいなら「キャビンアテンダントコース」
旅行業界に興味があるなら「観光ホスピタリティマネジメントコース」「観光IT・デジタルプランナーコース」
また、コースによって「海外実習研修」「海外語学留学」「海外専門留学」もおこないます。
※社会情勢によっては開催できない場合もあります。あらかじめご了承ください。
「Wメジャーカリキュラム」によって、別の専攻の授業を追加料金なしで受けられるのも特長です。「ホテル業界に興味がある」「旅行業界についても学びたい」という場合でも、好きな授業を選択できます。
さらに、企業とともに行う「産学連携」により、在学中から実践的なカリキュラムで学ぶことも可能です。
「就職サポート」も充実しており、一人ひとりの夢を叶えるために個別での面接や履歴書の対策を行っています。企業とのつながりを活かした合同企業説明会やインターンシップも開催。「生涯就職サポート」により、卒業後の再就職や転職の際も安心です。
「授業を体験してみたい」「詳しく相談をしたい」という人向けに、体験入学や個別相談会も開催しています。オンラインでの参加も可能です。
ネット出願なら24時間応募を受け付けています。
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