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通訳案内士の年収はいくら?働き方や必要なスキルを紹介!

「通訳案内士の年収はどのくらいだろう?」「通訳案内士になるにはどのようなスキルが必要なのだろう?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。通訳案内士は、観光やビジネスで来日した外国人に日本の見どころや文化、歴史を紹介したり、滞在中のサポートをする職業です。

この記事では、通訳案内士の年収や仕事内容、必要なスキルについて詳しく解説していきます。言語や異文化交流に興味がある方や、将来通訳案内士を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

通訳案内士の平均年収はどれくらい?

厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」によると、通訳案内士の年収は、約394万円です。

通訳案内士の多くが個人事業主やフリーランスとして活動しており、収入は働き方によって異なります。また、観光シーズンなど季節によって仕事量に変動があるのも特徴の一つです。

通訳案内士の年齢別の年収は以下のとおりです。

年齢 年収(万円)
~19歳 237.32
20~24歳 332.74
25~29歳 377.95
30~34歳 392.72
35~39歳 409.79
40~44歳 420.5
45~49歳 433.59
50~54歳 426.93
55~59歳 416.78
60~64歳 400.91
65~69歳 272.13
70歳~ 253.07

年収のピークは45〜49歳の年齢層で、約433万円ということがわかります。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET) 通訳ガイド

1案件あたりの報酬の目安

通訳案内士の報酬は、案内する人数や時期によって変動します。国土交通省が実施したアンケート調査によると、1日の案件で最も一般的な平均報酬額は2〜3万円未満となっています。

出典:国土交通省 通訳案内士に対するアンケート調査集計結果まとめ

通訳案内士の仕事内容

通訳案内士の仕事内容

通訳案内士の仕事は、訪日外国人観光客に日本の魅力を伝えることです。観光名所を案内しながら、日本の文化や伝統について外国語で説明します。
さらに、旅行者の快適な日本滞在をサポートするため、宿泊先の手配や旅程の調整、レストランの手配、公共交通機関の利用方法の説明など、多様なニーズに応えます。

通訳案内士の実際の働き方

通訳案内士の多くは、個人事業主やフリーランスとして活躍しています。主に旅行会社、派遣会社、または通訳案内士の団体に登録して仕事を獲得します。ただし、旅行会社に直接雇用されるケースも存在し、働き方の選択肢は幅広いといえるでしょう。
通訳案内士の専門性を裏付けるのが「全国通訳案内士」という国家資格です。「全国通訳案内士」は、高度な語学力と日本全国の歴史・地理・文化に関する豊富な知識を証明するものです。
2018年の通訳案内士法改正により、「全国通訳案内士」の資格がなくても通訳ガイドとして働けるようになりました。しかし多くの大手旅行会社は、現在でも変わらず全国通訳案内士の資格がある人を優遇しています。そのため、全国通訳案内士の資格は、競争力のある仕事を獲得するうえで大きな強みとなっています。

通訳案内士の需要と現状

通訳案内士の需要と現状

新型コロナウイルスのパンデミックが2020年初頭に発生し、観光業は大きな打撃を受けました。外国人観光客の入国が制限され、通訳案内士の仕事は急激に減ってしまいました。しかし、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に変更されて以降、観光需要が回復しています。ここでは通訳案内士の現状と今後の需要についてみてみましょう。

訪日外国人旅行者数の増加

日本を訪れる外国人観光客の数が急速に増加しています。2024年4月の訪日外国人観光客数は約304万人で、2023年の同じ月よりも56.1%も増加しました。円安の影響もあり、この傾向は今後も続くと予想されます。そのため、通訳案内士の需要はますます高まっています。

通訳案内士の収入を上げる方法

通訳案内士の収入を上げる方法

ここからは、通訳案内士が収入を上げる方法について以下の4つを紹介します。

  • 通訳案内士の団体に入会する
  • 旅行会社に所属する
  • 仕事情報誌で仕事を探す
  • SNSやホームページで情報発信をする

それぞれ見てみましょう。

通訳案内士の団体に入会する

通訳案内士の収入を上げるには、通訳案内士の団体への入会が効果的です。通訳案内士の団体には、日本観光通訳協会(JGA)や全日本通訳案内士連盟(JFG)があり、入会することでさまざまなメリットがあります。

まず、新人向けの研修に参加できるため、仕事に必要な準備や心構えを学べます。さらに、団体を通じて仕事の紹介を受けられる可能性が高まります。団体に所属することで名前を覚えてもらいやすくなり、より多くの仕事の機会につながることも期待できるでしょう。

ただし、団体への入会に入会費がかかる場合もあるため、真剣に通訳案内士としてのキャリアを築きたい人に適しています。プロフェッショナルとしてスタートを切り、着実に収入を増やしたい場合は、通訳案内士の団体への所属は有効な選択肢となるでしょう。

旅行会社に所属する

通訳案内士の収入を安定させ、さらに増やしていくには、旅行会社に正社員や契約社員として就職する方法があります。会社に所属すると、個人で活動するよりも顧客からの信頼を得やすく、結果として仕事の機会が増える可能性が高まります。
会社を通じて定期的に仕事を得られるため、収入の変動が少なくなるのも大きなメリットです。さらに、ガイドとしての経験を積むことで、単なる案内だけでなく、ツアーの企画や調整、顧客対応、マーケティングなど、より幅広い業務に携わるチャンスも生まれます。
このように、会社に所属することで着実にキャリアを積み、スキルを向上できます。安定した環境で経験を積みたい方や、将来的に観光業界でのキャリアアップを目指す方におすすめの方法です。

仕事情報誌で仕事を探す

通訳案内士として収入を上げるには、積極的に仕事を探す努力が必要です。その一つとして、求人情報誌やWeb上の求人サイトを定期的にチェックする方法があります。

通訳案内士を含むホスピタリティ業界への就職を徹底的にサポートしている専門学校もあります。これらの学校では、個別カウンセリングや合同企業説明会、インターンシップなど幅広い就職支援を提供しています。また、卒業後もキャリアアップサポートをおこなっている学校であれば、通訳案内士の資格取得後も的確なアドバイスが得られるでしょう。

SNSやホームページで情報発信をする

通訳案内士の収入を増やすには、SNSやホームページを活用した情報発信が効果的です。これらのプラットフォームを通じて、自己PRや得意分野をアピールすることで、新しい顧客を見つけやすくなります。

例えば、FacebookやInstagramでは、過去のツアーの様子や日本の魅力的なスポットの写真を投稿することで、自身の経験や知識をアピールできます。個人のホームページを開設すれば、より詳細な自己紹介や提供可能なサービス、過去の実績などを掲載できるでしょう。日々の投稿を通じて、自身の専門知識や最新の観光情報を発信することで、専門性と信頼性をアピールできます。

通訳案内士を目指すなら専門学校も選択肢のひとつ

通訳案内士を目指すなら専門学校も選択肢のひとつ

通訳案内士を目指すなら、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の「インバウンド観光マネジメントコース」がおすすめです。このコースは、観光業界で即戦力として活躍できるプロフェッショナルを育成する4年制プログラムです。
全国通訳案内士を含め、旅行業界の難関国家資格取得を支援する充実した対策授業もあります。さらに、観光業界を代表する企業による実践的な授業を通じて、企画・添乗・販売などのスキルを習得できます。
大学と比べて実習が多いため、専門的な知識や技術を効率的に身に付けられます。特に、観光業界に必要不可欠なホスピタリティ、おもてなし、英語力などのスキルを重点的に学べるのがこのコースの特徴です。
また、個別の就職サポートや企業とのつながりを活かした合同企業説明会、インターンシップなど、キャリアサポートも充実しています。さらに、生涯就職サポート制度により、卒業後の再就職や転職の際にも安心してサポートを受けられます。
就職サポートについてはこちらのページをご覧ください。

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カリキュラムや学校生活について詳しく知りたい方に向けて個別相談会を実施しています。ご都合にあわせてオンラインでの参加も可能です。お気軽にお問い合わせください。

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