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観光ビジネスが注目される理由とは?具体的な仕事や今後の可能性を紹介

「観光ビジネスは今後どうなるの?」
「観光の仕事って何をするの?」

と疑問に思っている人もいるでしょう。

今、観光ビジネスが注目を集めています。
この記事では、観光ビジネスが注目される理由や具体的な仕事、今後の可能性について解説していきます。

観光に興味がある人、旅行が好きな人は、ぜひ参考にしてください。

観光ビジネスが注目される理由とは?

観光ビジネスが注目される理由とは?

観光ビジネスが注目される理由は、主に次の3つです。

  • ITサービス(デジタル化)との連携
  • インバウンド(訪日外国人)需要の増加
  • 政府の支援

それぞれ解説していきます。

ITサービス(デジタル化)との連携

ITサービスの発展により、旅行先や宿泊先を自分で手軽に調べられるようになりました。なかには、株式会社LINEの出資企業である株式会社ベンチャーリパブリックが運営する「トラベルjp」のように、おすすめの旅先を簡単に比較できるサービスも登場しています。

また、デジタル化に伴い、SNSが普及し、観光地や宿泊施設が自らの魅力を発信しやすくなりました。海外旅行客が投稿した写真を目にした海外の他の人が、日本を訪れることもあります。

訪れた観光地を発信するトラベルインフルエンサーなども今や珍しくありません。

そのため、今までは知名度が高くなかった上質な旅行先や宿泊先を知りやすくなったといえます。

インバウンド(訪日外国人)需要の増加

コロナ前までは、インバウンド需要は右肩上がりで増加していました。インバウンドとは、外国人が日本に旅行で訪れることです。

2019年には、年間3,188万人以上の訪日外国人旅行客がありました。外国人旅行者受入数としては、世界12位、アジアで3位と世界的に見ても高い数値でした。

2022年10月には訪日外国人の入国上限の撤廃が再開されたことで、2022年12月は速報値で137万人となり、2019年12月の54.2%まで回復しています。

現在は、ワクチン接種が進み、緊急事態や水際対策が緩和されたことで、新型コロナウイルスは収束に向かっています。今後は需要の回復が見込まれるでしょう。実際、経済産業省は「観光関連産業は着実に回復している」と発表しています。

参考:訪日外国人旅行者数・出国日本人数 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁
参考:令和2年観光の動向国土交通省
参考:国内旅行の回復動向を見る|その他の研究・分析レポート|経済産業省
参考:観光庁「主要旅行業者の旅行取扱状況速報 (令和4年7月分)

政府の支援

日本では、全国で約900万人が観光の仕事に携わっています。さらに政府が「観光立国」を目指していることもあり、他の業界に比べて支援策が充実しています。

具体例として、ワーケーションの普及や融資制度の拡充、助成制度などがあげられるでしょう。

このように政府も注目する業界であり、観光ビジネスには大きな注目が集まっているといえます。

参考:感染拡大防止と観光需要回復のための政策プラン│観光庁

観光ビジネスに関わる仕事の種類

観光ビジネスに関わる仕事の種類

観光ビジネスに関わる仕事には、以下のような仕事があります。

  • インバウンドガイド
  • ツアープランナー
  • ツアーコンダクター
  • 地域創生プランナー
  • ツアーガイド
  • 旅行コンサルタント
  • トラベルインフルエンサー
  • ランドオペレーター
  • 通訳案内士
  • カウンターセールス
  • ミーティングプランナー

それぞれ簡潔に紹介していきます。

インバウンドガイド

インバウンドガイドとは、訪日外国人旅行者向けに外国語でツアーガイド業務をおこなう仕事です。

以前はインバウンド向けに外国語で案内業務をおこなうには「通訳案内士」という資格が必要でしたが、現在は資格なしでも働けます。

日本の魅力を訪日外国人に伝えるためには、語学力に加えて、日本の歴史や文化の知識を身につけることが必須です。

ツアーのスケジュール調整や添乗などの業務をすることもあります。

ツアープランナー

ツアープランナーとは、国内や海外旅行の企画や手配をする仕事です。

お客様に合わせて目的地を決めて、魅力的な旅行を企画します。さらに、旅行計画の時間軸を計算し、いつどこで何をするのか細かい部分まで企画します。

ツアープランナーについては、ツアープランナーになるには?やりがいや求められるスキル、資格をご紹介でも詳しく紹介しています。

ツアーコンダクター

ツアーコンダクターは、ツアーの予定管理や宿泊先の手配などをおこなう仕事です。

ツアーガイドと違い、ツアーコンダクターは添乗業務も担当します。

ツアーコンダクターには以下のように幅広い業務があります。

  • ツアーのスケジュール調整
  • 現地スタッフとの打ち合わせ
  • 宿泊先や食事の手配
  • トラブル対応
  • お客様の安全と健康の管理

ツアーコンダクターについては、ツアーコンダクターになるには?仕事内容や収入や必要な資格を解説でも詳しく解説しています。

地域創生プランナー

地域創生プランナーは、地域の魅力を活かしたイベントの企画をしたり、運営プロモーションをおこなったりします。

地域住民や自治体と協力し、地域を盛り上げることに特化した活動をしています。

地元が好きでもっと地域を発展させたい。そんな想いを形にした仕事です。

ツアーガイド

ツアーガイドは観光地でお客様を先導し、その土地の文化や歴史を解説するのが仕事です。

観光地の文化や歴史の知識を豊富に身につけ、最新の情報も常にチェックして、お客様の観光がスムーズに進行するようサポートします。

観光バスの駐車の誘導をおこなうこともあります。

旅行コンサルタント

旅行コンサルタントは、お客様の「夜景がキレイな旅行先はどこになりますか?」「食事がおいしい旅行先はどこですか?」といったお客様の要望に応えて、最適な旅行を提案・プロデュースします。

卒業旅行なのか新婚旅行なのか、お客様の旅の目的や予算、日程などのさまざまなニーズに応じて、国内外のお客様に旅行先の魅力を伝えられる旅行プランの手配をします。

お客様にとっての最高の思い出づくりをサポートする仕事です。

トラベルインフルエンサー

トラベルインフルエンサーは、旅行に特化したインフルエンサー(世間に与える影響力が大きい人物)のことです。

テレビや雑誌、公式サイトでは得られない細かな情報を発信します。

費用や宿泊施設などのほか、従業員の対応やおすすめの持ち物、注意すべき点など、実際に訪れないとわからない国内外の細かな情報を発信するのがトラベルインフルエンサーです。

ランドオペレーター

ランドオペレーターは、旅行会社から依頼を受けて、ツアーに必要な交通手段や宿泊地などの手配・予約をおこなう仕事です。

ツアーの企画をおこなう旅行会社に比べ、ランドオペレーターにはより豊富な現地の知識があることも多く、ランドオペレーターに手配を頼むほうが効率的だと考える旅行会社も多数あります。

特に海外旅行の手配では、現地のレストランの予約や交通手段の手配など、ランドオペレーターの豊富な知識を活かした的確な手配が求められます。

通訳案内士

通訳案内士は、インバウンドガイドのなかでも国家試験である「全国通訳案内士資格」を持つガイドです。

全国通訳案内士の資格がなくてもインバウンドガイドとして働けるようになりましたが、通訳案内士の有資格者はよりレベルの高いインバウンドガイドとして認知されます。

訪日外国人観光客に、外国語で歴史や文化の案内をおこなうほか、旅行中のサポートもします。名所の案内以外にも、空港やホテルの送迎なども仕事です。

詳しくは「通訳案内士へのリンク」で解説しています。

カウンターセールス

カウンターセールスは、旅行会社でツアーカウンター越しに接客をするスタッフを指します。

外回りの営業はせず、基本的には内勤です。

主な仕事は、次のとおりです。

  • カウンターでの接客
  • 旅行の見積もり
  • 旅行保険の販売
  • ツアーやホテルの手配
  • スケジュール作成
  • イベントの実施
  • 海外視察や研修

まだ旅行先が決まっていない、または旅行先をなかなか決められないお客様の多様なニーズに応えていきます。

ミーティングプランナー

ミーティングプランナーは、ミーティングの開催にあたり、そのとりまとめをおこなうのが仕事です。

主な仕事内容は次のとおりです。

  • 企画の立案、組織づくり
  • 参加者の登録
  • 会場・宿泊施設の手配
  • 広報活動
  • 財務業務

ミーティング開催のための業務を総合的に担う仕事で、高い接遇スキルが求められます。

観光ビジネスに関わる仕事のやりがいと魅力

観光ビジネスに関わる仕事のやりがいと魅力

観光ビジネスに関わる仕事のやりがいと魅力には、主に次のものがあります。

  • 観光の知識を使って仕事ができる
  • たくさんの人と関われる
  • 職業によっては観光地に行ける

ぜひ参考にしてください。

観光の知識を使って仕事ができる

「旅行が好き」「いろいろな観光地を知っている」という人なら、自分の持っている観光の知識を使って仕事ができます。

自分の興味関心があることを仕事にできるので、熱意を持って楽しみながら働けます。

また、「伊勢神宮は平清盛や織田信⻑も参拝したとされています」「東京タワーの正式名称は『日本電波塔』です」など観光の知識を活かしてお客様をご案内できれば、「この仕事をしていてよかった」とやりがいを感じられるでしょう。

観光の知識を使って仕事ができるのは大きな魅力です。

たくさんの人と関われる

観光の仕事では毎日たくさんの人と関わることができます。

国内の人に加えて海外の人とも関わる機会が多く、毎日変化を感じられるでしょう。

「アフリカのお客様と仲良くなれた」「ヨーロッパのお客様をご案内できた」など、観光を通じて世界中の人と交流ができます。文化や国籍が違う人たちをご案内するには、高度な語学力や接客力が必要になるため、やりがいのある仕事といえます。

普段の生活では知り合えなかったたくさんの人と関われるのも、観光ビジネスに関わる仕事の魅力のひとつでしょう。

職業によっては観光地に行ける

職業によっては観光地に行けるのも大きなメリットです。

たとえば、ツアーコンダクターや通訳案内士はお客様に同行するため、いろいろな観光地に行くことができます。

「今週は東北で、来週は九州にツアー」「来月は大阪でガイドをする」というように、仕事ではありますが、観光地に行けるのは人によっては大きな喜びになるでしょう。

仕事を通じてさまざまな観光地に行けるのも観光ビジネスに関わる仕事ならではの魅力です。

今後の成長が期待されている観光ビジネスの旅行形態

今後の成長が期待されている観光ビジネスの旅行形態

観光ビジネスの新しい旅行形態には、次のものがあります。

  • アドベンチャーツーリズム
  • キャッスルステイ

ぜひ参考にしてください。

アドベンチャーツーリズム

アドベンチャーツーリズムとは「アクティビティ」「自然」「文化体験」のうち2つ以上で構成されている旅行形態のことを指します。

たとえば、アドベンチャーツーリズムには以下のようなものがあります。

  • 日本独自の文化である沢登り(沢や滝を登る)を体験できる福井県
  • サイクリングをしながら酒蔵巡りをおこなう新潟県
  • 山での薬草栽培文化を学べる岐阜県

旅行客自身の変化や視野の拡大、学びを得ることが目的です。観光庁の発表によればアドベンチャーツーリズムの市場は2016年で49兆円、2023年には147兆円にまで拡大すると予想されています。

同発表では、訪日外国人の平均消費額が15万4,000円なのに対して、アドベンチャーツーリズム旅行客の平均消費額は33万円というデータも出ています。

山々や河川、泉などの自然資源が豊富な日本にとっては、相性がいい旅行形態といえるでしょう。

参考:アドベンチャーツーリズムの推進 | 観光地域づくり | 政策について | 観光庁
参考:「地域の自然体験型観光コンテンツ-充実に向けたナレッジ集」 | 観光庁

キャッスルステイ

キャッスルステイとはその名のとおり「お城に泊まる」旅行形態です。

たとえば、愛媛県大洲城ではキャッスルステイができます。料金は大人2名で1泊110万円(朝夕食付)です。日本のお城での宿泊に憧れる人は、国内外にいるでしょう。

今までは文化財とされてきた城を宿泊施設として活用するため、斬新な旅行形態といえます。

参考:【公式】大洲城キャッスルステイ

観光ビジネスの今後の可能性とは?

観光ビジネスの今後の可能性とは?

「観光ビジネスは今後、どのような可能性があるの?」と気になっている人もいるでしょう。

人口減少や過疎化が進む地域でも、観光ビジネスによって以下の効果が期待できるといわれています。

  • 地域の活性化
  • 雇用機会の増加

地域としてブランディングやマーケティングをおこない、魅力をしっかりアピールしていかなかればなりません。「歴史のある温泉」「古くから地域で親しまれる特産物の宣伝」など、魅力を発信する努力が必要とされています。

人口減少や過疎化が進む地域に対して、地域の活性化や雇用機会の増加が期待できる観光ビジネスには大きな可能性があるといえるでしょう。

参考:特集5 地方部における観光ビジネスによる地域経済の活性化への取組│公益財団法人日本交通公社
参考:観光政策の現状と今後の取組み(考え方)観光庁

まとめ:観光ビジネスを学ぶなら専門学校がおすすめ

観光ビジネスを学ぶなら専門学校がおすすめ

新型コロナウイルスで打撃を受けたものの、現在は再び需要が拡大している観光ビジネスの今後は明るいといえます。

観光ビジネスに関わる仕事に就くためには、高度な語学力や接客力が必要です。

しかし、高度な語学力や接客力を独学で身につけるのは難しいでしょう。そこで、専門学校で学ぶのがおすすめです。

数ある専門学校のなかでも、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の「観光ワールド」では語学力と接客力が身につくカリキュラムを提供しています。

産学連携プログラム」で観光業界を代表する企業と連携し、在学中から実践的に学ぶことで、国際社会で活躍できる人材を目指します。

英語力を高める独自のプログラム」で仕事に使える英語力と接客力を学ぶことが可能です。さらに、在学中には語学留学もでき、国際感覚を身につけることができます。

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