カジノディーラーになるには?給料や仕事内容、必要な資格を解説
「カジノディーラーってどんな仕事?」
「どうすればカジノディーラーになれるの?」
「カジノディーラーの就職先は?」
このような疑問を持っていないでしょうか。
日本でも今後、IR施設(総合型リゾート「Integrated Resortの略称」)がオープンし、カジノの解禁が予定されています。
IR施設は、世界でも最大級の施設となり、カジノディーラーの需要が高まる見込みです。カジノのオープン前でも、「カジノディーラーとして働きたい」と考えている人も多いでしょう。
ただし、カジノディーラーは、まだ日本では一般的な職業ではないため、仕事内容や目指し方が分かりづらいです。
そこでこの記事では、カジノディーラーの仕事内容や必要なスキル・資格について解説します。
カジノディーラーを目指す上での疑問を解消できるので、ぜひご一読ください。
目次
カジノディーラーとは?
カジノディーラーとは、進行役としてゲームを盛り上げるスタッフのことです。
ゲーム上では黒子の存在ですが、お客様を楽しませるエンターテイナーの一面も持ち合わせています。
2021年10月時点では、日本でカジノが解禁されていないので一般的な職業ではありません。しかし、カジノの本場である欧米では、求人数も多く需要の高い職業です。
仕事内容を解説
カジノディーラーは、カジノでゲームを進行するのが仕事です。具体的にはルーレットを回す、カードや配当金を配るといったものです。
ただゲームを進行するだけではなく、接客をしながらゲームを演出し盛り上げていく役割もあります。
カジノにはゲームで勝とうとしている人、ゲームを楽しみたいと思っている人など、様々なお客様がやってきます。カジノディーラーは、どの人にも楽しんでもらえるように広く気を配らないといけません。
カジノディーラーの対応が良ければ、お客様は気持ち良くカジノを楽しめます。
カジノディーラーになるには?
カジノディーラーは日本で一般的ではないので、どのように目指せばいいのか分からない人もいるかと思います。
そこでここからは、カジノディーラーに必要な資格やスキル、目指せる学校について紹介します。
- ①カジノディーラーに必須の資格はある?
- ②カジノディーラーになるために必要なスキル
- ③カジノディーラーを目指せる学校は?
- ④カジノディーラーの求人・就職は海外がメイン
ぜひ参考にしてください。
①カジノディーラーに必須の資格はある?
カジノディーラーになるために、必須の資格はありません。働くために必要なスキルや知識があれば、採用試験に合格することは十分可能です。
ただし、カジノディーラーの認知度が高まったことで「カジノディーラー資格認定試験」という、民間資格が登場しています。
合格することで主催する「日本カジノディーラーズ協会」の認定を受けられ、ディーラーとして高いスキルを持っていることを証明できます。
合格率は24.7%と低いこともあり、取得していれば就職にかなり有利です。カジノディーラーを目指すなら、試験を受けてみるのがおすすめです。
②カジノディーラーになるために必要なスキル
カジノディーラーに必要なスキルは、以下の4つです。
- 1.計算能力
- 2.英語力
- 3.カードのシャッフル・ディーリング(手捌き)
- 4.ホスピタリティ
それぞれ解説していきます。
1. 計算能力
計算能力は、カジノの配当金を求める際に必要です。
カジノでは1.5倍・8倍・35倍など、様々な倍率で計算します。ルーレットは特に複雑で、35×7+8×4のような計算も行います。
極力早い計算が求められますし、配当金を間違えればトラブルにつながる恐れもあります。
とはいえ、最初から瞬時に配当金の計算をできる人はほぼいません。練習していけば習得できるスキルなので、計算が苦手な人もそこまで気にしなくて大丈夫です。
2. 英語力
カジノディーラーの就職先は、基本的に海外です。英語が話せないと仕事をしづらいので、接客対応ができるくらいの英語力は必須です。
日本でも2020年代後半を目処に、IR施設をオープンしカジノが誘致されはじめました。日本で働くなら、英語力が低くてもいいように思うかもしれません。
しかし、IR施設ができれば、海外からも多くのお客様が利用する見込みです。海外客に対応できる英語力がなければ、日本でも就職は難しくなります。
そのため、英語力は身につけておく必要があります。
3. カードのシャッフル・ディーリング(手捌き)
カジノではブラックジャックやバカラなど、カードを使うゲームが多いです。そのためカードのシャッフルや配布方法といった、ディーリング(手捌き)技能が求められます。
ポーカーの場合は、カードを飛ばす「ピッチング」という技術も必要です。
また、ルーレットでは球のスピニング(ボールを落とす)を行います。うまくやらないとルーレットに球が乗らないので、スピニングの技術も求められます。
ただ、これも配当金の計算と同じく、練習次第で習得可能なスキルです。
4. ホスピタリティ
ホスピタリティとは、お客様へのサービスを超えた、心からのおもてなしのことを言います。お客様に楽しんでもらうには、ホスピタリティを発揮し、ゲームを盛り上げないといけません。
一例としては、ゲームに勝った時に「おめでとうございます!」と声をかけるのが有効です。ゲームを楽しんでもらえればまたカジノに来てくれますし、チップをもらえる場合もあります。
カジノには多くのお客様が来るので、複数のお客様へのおもてなしの心が求められます。
③カジノディーラーを目指せる学校は?
カジノディーラーに必要なスキルや知識を身につけるなら、学校に通って学びましょう。しかし、カジノを学べる学校は、まだ限られています。
大学でカジノディーラーについて学ぶのは難しいので、以下の学校がおすすめです。
- 専門学校(観光系)
- ディーラー養成学校
順番に解説します。
1. 専門学校(観光系)
観光系の専門学校の中には、カジノディーラーを目指せるコースもあります。
カジノ実習室でゲーミングスキルを習得でき、海外留学で本格的な技術を学ぶことも可能です。
ディーラーとしてのスキルに加えて、カジノの運営力・マネジメントスキルも習得できるので、就職後のランクアップも狙いやすいです。
また、観光業に必要なホスピタリティも学べるので、ディーラーとしてお客様に接する際にも活かしていけます。
中でも「東京ホテル・ウェディング&IR専門学校」のカジノマネジメントコースは、カジノディーラーになるための環境が整っています。
カジノの名門校「カレッジオブ サザンネバダ」のカジノマネジメントをオンラインで学習でき、ラスベガスへの留学も用意されています。
また、カジノディーラーの実習も豊富です。
現場で役立つ英語力やホスピタリティも学べるので、カジノディーラーを目指す人に非常におすすめです。
24時間申し込み可能なネット出願も受付中です。
2. ディーラー養成学校
その名の通り、カジノディーラーを専門としており「日本カジノディーラーズ協会(健全なディーラー育成が目的)」が認定した学校もあります。
ディーラーだけでなく、さらに上のスーパーバイザー(管理職)やトレーナーを目指すことも可能。カジノディーラーに必要なスキルや知識を、網羅的に習得できます。
ディーラー以外にも通じる接客技術や細やかな気配りも学びたいなら、専門学校がおすすめです。
④カジノディーラーの求人・就職は海外がメイン
カジノディーラーの求人・就職は、基本的に海外です。カジノが有名なラスベガスには、200箇所以上のカジノが経営されています。
オーストラリア・韓国・モナコなど、カジノが合法の国も多数で、就職先も多いです。
また、国内外をクルージングする豪華客船内にもカジノがあるので、ここを就職先として目指すのも有効です。
日本は2021年10月時点ではカジノが違法なので、日本で就職するならアミューズメントカジノ(娯楽施設)だけです。ただし、あくまでもカジノの雰囲気を楽しむこところなので、本格的にカジノディーラーとして働くことはできません。
ですが、日本も、法律・体制をしっかりと準備していく「カジノ法案」を掲げ、将来、カジノが楽しめるように過程を作っているところなので、そんな未来も楽しみですね!
カジノディーラーの給料・年収は400万円ほど
カジノディーラーの年収は、平均で400万円と言われています。「ピット」と呼ばれる管理職になれれば、年収1,000万円以上を稼ぐことも可能です。
カジノディーラーは基本的に時給制ですがカジノディーラーはチップを受け取ることも多いので、努力次第では年収のアップにも期待できます。もらえるチップはカジノの規模、ディーラーの技術によって異なります。
カジノディーラーに向いている人の特徴
カジノディーラーになるには特殊な技術も必要なので、自分に向いているか不安な人もいるでしょう。
そこでここからは、カジノディーラーに向いている人の特徴を3つ紹介します。
- ①未知の環境にも飛び込んでいける
- ②人を喜ばせるのが好き
- ③手先が器用
この機会に覚えておきましょう。
①未知の環境にも飛び込んでいける
カジノディーラーは、未知の環境にも勇気を出して飛び込んでいける人が向いています。
ディーラーとして働くなら、就職先は海外。未知の環境である異国にも飛び込める行動力がないと、少々厳しいです。
また、海外で働くなら、現地の文化や習慣を理解して、溶け込むことも必要です。
誰しも不安に感じる、海外移住・異文化での生活にも踏み込める好奇心が求められます。
②人を喜ばせるのが好き
ディーラーは接客業やサービス業と同じく、カジノに来た人を楽しませることが仕事です。
そのため、人を楽しませたい・喜ばせたいという気持ちが最低限求められます。こういった気持ちを持っているかは、なんとなく相手に伝わるものです。
お客様を楽しませたい気持ちがないと、満足してもらえる対応が難しくなります。
日頃から相手の気持ちに立ち、喜ばせることを考えられる人は、カジノディーラーとして活躍できます。
③手先が器用
カジノでゲームを行う上で、エンターテイナーの素養が必要です。手先が器用なら、カードシャッフルや手捌きによってお客様を楽しませやすいです。
ただし、カードシャッフルや手捌きは訓練で身につけられるので、手先が不器用でも問題ありません。手先が器用なことに越したことはないですが、絶対ではないと認識しておきましょう。
カジノディーラーのやりがいと魅力
カジノディーラーのやりがいは、日々様々なお客様と接することです。世界の富豪や資産家とコミュニケーションを取ることもあり、日常生活では出会えないであろう人と関われます。
また、自分が対応したお客様から「楽しかった」とお礼を言われれば、大きな喜びとなります。
さらに「接客+トランプ・ルーレット」という組み合わせの仕事は、カジノディーラーだけです。ゲームが好きな人にとっては、自分の好きを仕事にできることも大きな魅力です。
カジノディーラーを目指すなら専門学校
最後にここまでの内容をまとめます。
- カジノディーラーはゲームを進行してお客様を楽しませる仕事
- 就職先は海外や豪華客船内のカジノ
- カジノディーラーを目指すなら専門学校がおすすめ
カジノディーラーとして働くには、カジノに関する技能や知識だけでは不十分です。
そのため、顧客対応についても学べる、観光系の専門学校で勉強しましょう。
専門学校の中でもおすすめなのは「東京ホテル・ウェディング&IR専門学校」のカジノマネジメントコースです。
カジノマネジメントコースには、以下の強みがあります。
- カジノの名門校のカジノマネジメントをオンラインで学べる
- ラスベガスでの研修も利用できる
- 英語力とホスピタリティをプロから学べる
カジノの名門校「カレッジオブ サザンネバダ」のカジノマネジメントをオンラインで学べます。
加えて、カジノの本場ラスベガスでの語学研修やカジノ研修を行っており、本場で使える本格的な技術を身につけられます。
さらに、現地での英語力やお客様をもてなすホスピタリティをプロから学べるので、一流のカジノディーラーを目指せます。
今なら体験入学や個別相談会も行っているので、気になる人はぜひお問い合わせください。
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ぜひ、カジノディーラーになってたくさんお客様に楽しいゲームをお届けしましょう。