ハウスウェディングとは?平均費用やゲストが喜ぶおもてなしを紹介
「ハウスウェディングの平均費用はどのくらい?」
「ハウスウェディングにおすすめの演出やおもてなしは?」
ハウスウェディングの会場について、このような疑問をもつ方は多いのではないでしょうか。
本記事ではハウスウェディングの魅力や平均費用、ゲストに喜んでもらえるおもてなしについてご紹介します。
結婚式の式場選びで悩んでいる方やハウスウェディングの魅力について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ハウスウェディングの魅力
ハウスウェディングとは、邸宅を貸切にして挙式や披露宴をおこなう式場スタイルのことです。「ゲストハウスウェディング」や「邸宅ウェディング」などと呼ばれることもあります。
ハウスウェディングの魅力は以下の3つです。
- 邸宅を貸切にできる
- プライベート空間を演出できる
- 他の新郎新婦やゲストとすれ違わない
ハウスウェディングでは邸宅を貸切にできるため、アットホームな雰囲気で挙式や披露宴をおこなえます。プライベート空間での演出により、ゲスト側もリラックスした状態で結婚式を楽しめることも魅力的です。
また邸宅を貸し切っていることから、他の新郎新婦やゲストとすれ違うことはありません。式場によっては1日1組しか受け付けていない場合も多く、時間の制約も厳しくないため、ゆとりをもって進行を進められます。
ホテルウェディングとの違い
ハウスウェディングとホテルウェディングの違いについて以下の表にまとめました。
会場の種類 | 会場の貸切 | 宿泊施設 | |
---|---|---|---|
ハウスウェディング | 一軒家、別荘、古民家など | ◯ | × |
ホテルウェディング | ホテル | × | ◯ |
ハウスウェディングは、一軒家・別荘・古民家などを貸切にして挙式や披露宴をおこないます。結婚式に特化した設備を整えているため、宿泊施設としての機能が備わっていないことが多いです。
一方、ホテルウェディングでは、ホテル内に設置された挙式会場やホールで結婚式をおこないます。ホテルには結婚式と宿泊施設の両方が備わっていますが、宿泊施設のみを利用する方も多く、貸切にすることは難しいです。
結婚式場を選ぶ際は、招待するゲストの状況も考慮したうえでサービスや設備の充実度を確認しましょう。
ハウスウェディングのメリット
ハウスウェディングのメリットは以下のとおりです。
- 自分たちらしいおもてなしや演出ができる
- 非日常感あふれる空間を満喫できる
- ゲストとの距離が近くリラックスできる
- 少人数から大人数まで対応できる
それぞれのメリットについて解説します。
自分たちらしいおもてなしや演出ができる
ハウスウェディングを選ぶメリットは、自分たちらしいおもてなしを提供したり、こだわりの演出でゲストを楽しませたりできることです。
ウェルカムスペースに写真やアイテムを飾るだけでなく、入り口から待合室・挙式会場・披露宴会場などの会場全体を自分たちらしくコーディネートできます。
またガーデンやプールなどがあれば、施設を使った特別な演出も可能です。ハウスウェディングにおすすめの演出やおもてなしについては、後ほど詳しく紹介します。
非日常感あふれる空間を満喫できる
非日常を感じられる空間を満喫できることも、ハウスウェディングを選ぶメリットです。
ハウスウェディングとして使用される邸宅には、海外にあるおしゃれな別荘をイメージしているものや、日本庭園が美しい古民家などがあります。
会場ごとにこだわりの空間を演出しているため、結婚式という特別な日にぴったりです。
ゲストとの距離が近くリラックスできる
新郎新婦とゲストの距離が近く、アットホームな雰囲気でリラックスできることも、ハウスウェディングを選ぶメリットです。
ハウスウェディングではテーブルのレイアウトが自由な会場も多く、新郎新婦の席をソファーにしたり、ゲストテーブルに新郎新婦の席を設けたりできます。
ゲストと近い距離で食事や会話を楽しめるので、リラックスした状態で結婚式をおこないたい方におすすめです。
少人数から大人数まで対応できる
親族だけの少人数婚から、職場や友人などを招いた大人数の結婚式まで対応できることも、ハウスウェディングを選ぶメリットです。
ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、ハウスウェディングを挙げた方の平均招待人数は52.1人と公表されています。
ハウスウェディングに招待した人数の割合については以下の表にまとめました。
ハウスウェディングの招待人数 | 回答者の割合 |
---|---|
10~20人未満 | 16.7% |
20~30人未満 | 6.7% |
30~ 40人未満 | 10.0% |
40~ 50人未満 | 10.0% |
50~ 60人未満 | 6.7% |
60~ 70人未満 | 23.3% |
70~ 80人未満 | 6.7% |
80~ 90人未満 | 10.0% |
90~100人未満 | 3.3% |
100~110人未満 | 6.7% |
上表のとおり、ハウスウェディングは少人数から大人数まで、幅広く対応できることがわかります。
出典:株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023(披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数)
ただし、会場によって収容できる人数は異なります。招待するゲストの人数に合わせて、適した会場を選ぶことが大切です。
また契約する際に、最低保証人数が設定されている場合もあります。結婚式の費用はゲストの人数によって大きく変動するため、契約前にしっかりと確認しましょう。
ハウスウェディングのデメリット
ハウスウェディングのデメリットは以下のとおりです。
- 天候によっては演出内容の変更が必要
- 春・秋の人気シーズンは予約が埋まりやすい
- 会場までのアクセスがよくない場合もある
- 宿泊施設を別途で手配する必要がある
それぞれのデメリットについて解説します。
天候によっては演出内容の変更が必要
ハウスウェディングのデメリットは、天候によって演出内容を変える必要があることです。
ガーデンやプールなどの施設を使った演出は、雨天だと実施できない可能性があります。
梅雨や台風が多く発生する時期に結婚式をおこなう際は、雨天だった場合の演出も検討しなければなりません。
雨天だった場合にできる演出について、あらかじめプランナーさんに確認しておくことも大切です。
春・秋の人気シーズンは予約が埋まりやすい
結婚式の人気シーズンである春・秋は予約が取りにくいことも、ハウスウェディングのデメリットです。
気候が過ごしやすい春・秋のシーズンは、1年前に予約が埋まってしまう可能性があります。
ハウスウェディングでは1日1組限定の会場も多いため、希望する日程に予約が取れないことも少なくありません。
両親や親族の予定も確認したうえで、希望する日程があれば早めに予約しましょう。
会場までのアクセスがよくない場合もある
会場までのアクセスがよくない場合があることも、ハウスウェディングのデメリットです。
郊外にある会場は、最寄り駅やバス停から会場までが遠く、交通が不便な場合もあります。
ゲストに負担をかけないために、主要駅から会場までのバスを手配するのがおすすめです。
また会場側でタクシーチケットを手配してくれる場合もあります。契約する前に確認しましょう。
宿泊施設を別途で手配する必要がある
宿泊を希望するゲストがいる場合は別途手配する必要があることも、ハウスウェディングのデメリットです。
ハウスウェディングでは挙式や披露宴に特化した施設が多く、宿泊施設が併設されていない場合もあります。
遠方から来るゲストがいる場合は、宿泊希望を確認したうえで、近くにあるホテルや旅館を手配しましょう。
また会場によっては、近隣のホテルや旅館と提携している場合もあります。割引が適用されることもあるため、個人で手配する前に確認してみてください。
ハウスウェディングの平均費用
ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、ハウスウェディングの平均費用は362.6万円と公表されています。
ハウスウェディング以外の式場の平均費用については以下の表にまとめました。
式場スタイル | 平均費用 |
---|---|
ホテルウェディング | 393.5万円 |
一般の結婚式場 | 377.7万円 |
ホテル・式場・会館内のレストラン | 324.5万円 |
レストラン | 278.6万円 |
出典:株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023(挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額)
式場スタイル別に平均費用を比較すると、ハウスウェディングはホテルや一般の結婚式場よりも費用を抑えられます。一方でレストランと比較すると、ハウスウェディングが若干上回っています。
ただし、結婚式にかかる費用は、招待人数やプラン内容などによって大きく異なります。ハウスウェディングを希望しているものの予算が合わない場合は、招待人数やプラン内容を見直しましょう。
ハウスウェディングにおすすめ!ゲストが喜ぶおもてなし7選
ハウスウェディングでは会場を貸切にできるため、他の会場では難しいさまざまな演出を楽しめます。ゲストが喜ぶおすすめのおもてなしは以下の7つです。
- ガーデン挙式
- フラワーシャワー&バブルシャワー
- フォトブース
- サプライズ感のある再入場
- ビュッフェスタイル
- バルーンリリース
- 打ち上げ花火
それぞれについて紹介します。
ガーデン挙式
ガーデン挙式では、屋外にある自然豊かなガーデンを挙式会場として使用します。屋内の挙式会場と異なり、解放的な空間で非日常を演出できるのが特徴です。
屋外で挙式をおこなうため、会場によってはペット参加がOKな場合もあります。他の人とは違った自分たちらしい挙式にしたい方におすすめです。
フラワーシャワー&バブルシャワー
フラワーシャワー&バブルシャワーは、挙式を終えた新郎新婦に向けて、ゲストが祝福の気持ちを込めて花びらやシャボン玉をまく演出のことです。幻想的な空間を演出しつつ、ゲストも参加することで会場全体が盛り上がります。
フォトブース
フォトブースは、新郎新婦と一緒に撮影したり、ゲストだけで撮影できたりするブースのことです。挙式と披露宴が始まるまでの待ち時間などで楽しむことができ、ゲストに退屈させることなく結婚式を楽しんでもらえます。会場によって設置可能な場所が異なるため、事前にプランナーさんに設置場所を相談しましょう。
サプライズ感のある再入場
ハウスウェディングの会場によっては、オープンカーや自転車などを使って再入場することも可能です。
サプライズ感のある演出は、ゲストも盛り上がり、会場全体で楽しめます。どのような再入場の演出ができるか、プランナーさんに相談してみてください。
ビュッフェスタイル
ゲストがワクワクするような体験型のおもてなしをするなら、ビュッフェスタイルを取り入れるのがおすすめです。ビュッフェスタイルは見た目を華やかに演出しつつ、ゲストが好きなものを選べるため、きっと楽しんでもらえるでしょう。
結婚式のおもてなしとして提供できるビュッフェは、デザートやお茶漬けなど種類が豊富です。招待するゲストに合わせて、ビュッフェスタイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
バルーンリリース
プール付きの会場であれば、バルーンリリースの演出もおすすめです。結婚式などの特別な日にしかできない演出なので、新郎新婦だけでなくゲストの印象にも残ります。バルーンリリースはゲスト参加型なので、会場全体で盛り上がれますよ。
打ち上げ花火
ナイトウェディングであれば、打ち上げ花火の演出もおすすめです。貸切の会場だからこそできる演出で特別感があり、ゲスト側も楽しんでもらえます。夏のシーズンに結婚式を挙げる場合は、季節も感じられておすすめです。
ウェディング業界を目指すなら専門知識が身に付く学校を選ぼう
ハウスウェディングは邸宅を貸切にできるため、自分たちらしいおもてなしや演出ができます。気心の知れたゲストと共に特別な時間を過ごしたい方は、ハウスウェディングを選んでみてはいかがでしょうか。
「新郎新婦やゲストが喜ぶ結婚式をプロデュースしてみたい!」「ブライダル業界で働いてみたい!」という方は、専門知識が身に付く学校を選ぶのがおすすめです。
東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校のブライダルワールドでは、プロの講師からブライダルの専門的な知識を学べます。在学中から本物の結婚式をプロデュースすることで、おもてなしや演出などの実践的なスキルを身に付けることも可能です。
体験入学や学校説明会では、実際の授業風景を見られたり、業界のお仕事を実際に体験できたりします。ブライダル業界に興味のある方や、実際にブライダルのお仕事を体験してみたい方は、ぜひお気軽にお越しください。