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ジュエリーコーディネーターとは?資格の難易度や仕事内容や年収を紹介

結婚式に向けてダイヤモンドのついたエンゲージリング、パートナーとなる人と交換するマリッジリングを選ぶことは、人生の中でも大きな行事の一つです。

そんな、お客様の晴れ舞台に携わるジュエリーコーディネーターは、どうすればなれるのでしょうか。

この記事では、ジュエリーコーディネーターの仕事内容やなり方、年収について解説します。

さらに、ジュエリーについて豊富な知識を身につけるためのジュエリーコーディネーター検定についても紹介します。

「ブライダルジュエリーを扱う仕事がしたい」「ジュエリーコーディネーター検定を受けたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ジュエリーコーディネーターとは?

ジュエリーコーディネーターとは?

「ジュエリーコーディネーター」とは、お客様におすすめのジュエリーを提案する職業を指します。
「ジュエリーアドバイザー」と呼ばれることもあります。

ジュエリーに関する豊富な知識をもとに、お客様の要望にマッチしたブライダルジュエリーをコーディネートするのが仕事です。

また、一般社団法人日本ジュエリー協会が開催している民間資格である「ジュエリーコーディネーター検定」に合格した人のことを、「ジュエリーコーディネーター」と呼ぶこともあります。

ジュエリーコーディネーター検定に合格することで、高価な買い物であるジュエリーを、お客様に自信を持って提案しやすくなります。

ジュエリーコーディネーターの仕事内容

ジュエリーコーディネーターの仕事内容

ジュエリーコーディネーターの主な仕事内容は、次のとおりです。

  • 店舗での接客・販売
  • お客様のヒアリング
  • ご相談への対応

ジュエリーコーディネーターの勤務先は、主に百貨店のジュエリー売り場やジュエリーショップです。店舗での業務は接客以外にも商品の陳列や管理、ラッピングなどもあります。ラッピングの良し悪しで商品価値が変わってしまうこともあるので、きれいにラッピングできる技術も必要です。

その中でも特に重要な業務はヒアリングです。お客様の状況はさまざまなので、誰に向けて買うのか、どんな目的があるのかなど、細かく聞いて商品を提案します。

たとえばプレゼントであれば「7月が誕生日の方でしたら、誕生石のルビーはいかがですか」といったように、知識を活かした提案を行ないましょう。

結婚の予定があるお客様には、購入したエンゲージリングをどのように渡せばいいか、結婚式場はどう選べばいいかなどのアドバイスをする場合もあります。

ジュエリーコーディネーターに求められる能力やスキル

ジュエリーコーディネーターに求められる能力やスキル

ジュエリーコーディネーターに求められる能力やスキルとして、次の3点が挙げられます。

  • ジュエリーの知識
  • 接客マナー
  • ホスピタリティ

それぞれ解説していきます。

ジュエリーの知識

ジュエリーに関する適切な提案を行うためには、ジュエリーの知識が不可欠です。

豊富な知識があることで、お客様に選び方や手入れの方法を質問されたとき正確に答えることができ、お客様の信頼を得られます。

石の種類や形、グレード、デザインなど指輪ひとつとっても同じものはありません。
お客様の要望を把握し、膨大なジュエリーの中から最良の1点を一緒にお探しすることがやりがいにも繋がります。

知識が増えればお客様の満足度が上がり、他のお客様をご紹介していただける場合もあります。

接客マナー

もしジュエリーショップのスタッフが失礼な態度を取られたとしたら、お客様はそのショップでジュエリーを購入することをためらうでしょう。

スタッフの立ち振る舞いや言動は、売上にも影響を与えてしまいます。お客様に信頼されるには、高価な商品にふさわしいスタッフである必要があります。

お客様が素敵なジュエリーを通して人生の大事な瞬間を迎えられるように、最高の接客マナーで臨むようにしましょう。

ホスピタリティ

ホスピタリティとは「人に対する思いやりや、心からのおもてなし」のことです。

エンゲージリングを購入したいと来店されたお客様に対して、ただ在庫の商品を何種類か並べて「選んでください」というのは、ホスピタリティとは言えません。

お客様の話を聞き、求めているものはどんな商品か、上手に聞き出してそれに合わせた商品を提案できる、ホスピタリティを持ったジュエリーコーディネーターは喜ばれます。

相手を思いやり、気持ちを察することができる接客を目指してください。

ジュエリーコーディネーター検定とは?

ジュエリーコーディネーター検定とは?

ジュエリーコーディネーター検定」は全国に約8,500名もの合格者がいる資格で、ジュエリー産業の発展とお客様の利益のために創設されたものです。
(参考:一般社団法人日本ジュエリー教会

ジュエリーコーディネーター検定に合格することで、ジュエリーの基礎知識が身につき、お客様に適切なアドバイスがしやすくなります。

ジュエリーコーディネーター検定は、一般的には宝飾品の販売員の方が取得することが多いですが、ブライダルプランナーや衣装の仕事においても、ジュエリーについて良いアドバイスができればお客様からより信頼を得られるので、役立つ資格といえるでしょう。

ジュエリーコーディネーター検定には、3つのレベルがあります。

  • ジュエリーコーディネーター3級
  • ジュエリーコーディネーター2級
  • ジュエリーコーディネーター1級

それぞれ順番に解説していきます。

ジュエリーコーディネーター3級

3級はジュエリーに関する歴史や市場などの知識(総合)、宝石の素材、アクセサリーとしてのデザインや製造、加工などの基礎知識(製造)、販売するための基礎知識(商品・販売)が問われます。

試験の概要は以下のとおりです。

ジュエリーコーディネーター3級の試験概要
試験日 年2回(2020年は8月と3月に実施)
受験料 9,000円
試験時間 2時間
受験資格 不問

参考:一般財団法人 日本ジュエリー協会

試験時間が2時間なので、時間配分が求められる試験です。

ジュエリーコーディネーター2級

2級の試験は次の3科目について1時間ずつ行われます。実技はありません。

  • 素材・総合
  • 製造・商品・総合
  • 販売・総合

3科目を一度に受けることも、1科目ずつ受けることも可能です。すべての科目が合格基準に達した時点で「2級合格」となります。

合格基準に達した科目は、合格年を含めて3年間有効です。

試験の概要は、以下のとおりです。

ジュエリーコーディネーター2級の試験概要
試験日 年1回(2022年は8月に実施)
受験料 3科目一括:13,000円
2科目:10,000円
1科目:5,000円
試験時間 1科目1時間ずつ
受験資格 3級資格登録者
※日本国内に連絡可能な住所があること。

参考:一般財団法人 日本ジュエリー協会

2級の試験の特徴は3級よりさらに高度な宝石の専門知識と、在庫の生産管理や人材育成などの店舗運営についても問われるところです。

ジュエリーコーディネーター1級

1級の1次試験は記述形式と論文形式です。2次試験は接客・販売のロールプレイングと、宝石評価の実技に加え、面接まで行います。

試験の概要は以下のとおりです。

ジュエリーコーディネーター1級の試験概要
試験日 1次試験:年1回(2022年は8月に実施)
2次試験:年1回(2022年は10月に実施)
受験料 1次試験:10,000円
2次試験:5,000円
試験時間 1次試験:記述2時間、論文1時間
2次試験:受験者に個別に通達
受験資格 2級資格登録者
※日本国内に連絡可能な住所があること。

参考:一般財団法人 日本ジュエリー協会

1級では2級や3級の試験範囲に加え、さらに高度な宝石の専門知識や店舗運営の知識と、ジュエリーに関する最新知識が問われます。

ジュエリーコーディネーター検定の合格基準や難易度

ジュエリーコーディネーター検定の合格基準や難易度

どうすればジュエリーコーディネーター検定に合格できるのでしょうか。2級と3級は1科目100点満点中70点以上で合格とされています。

1級は記述と論文で合計300点満点中、210点以上で合格となります。

では具体的な試験対策はどのようにすればいいのでしょうか。級別に次のように分けて解説します。

  • 2級と3級の試験対策
  • 1級の試験対策

順番に見ていきましょう。

2級と3級の試験対策

2級と3級は試験対策用のテキストと過去問題が販売されています。

試験はテキストから出題されるため、合格するためにもテキストを読み込むことに加えて、過去問題も学習しておきましょう。
また、3級には試験対策セミナーや通信講座もあります。これらも適宜活用しながら対策していきましょう。

検定テキスト/検定過去問題/試験対策DVD|一般社団法人日本ジュエリー協会

2級と3級は試験対策が取りやすいので、比較的合格しやすいと言えます。

1級の試験対策

1級には2級と3級のようなテキストがなく、より実践的な知識が問われます。

グレーディング(鑑定)や製品の判定などの実技や、より高度な接客技術が問われるので、1級を受験しようと考えている方は、専門学校での実践的な学習がおすすめです。

ジュエリーコーディネーターの給料や年収は?

ジュエリーコーディネーターの給料や年収は?

ジュエリーコーディネーターの年収は複数の求人情報から推測すると300万〜500万円程度のようです。

ただし、ジュエリーコーディネーターは知識や接客技術の積み重ねで収入を上げていける可能性があります。

独立してジュエリーのデザインやプロデュースをしたり、サイズ直しやジュエリー制作などの技術を磨いたりすれば、多くの収入も目指せる職業です。

参考:求人ボックス
Indeed (インディード)
doda(デューダ)

ジュエリーコーディネーターのやりがいと魅力

ジュエリーコーディネーターのやりがいと魅力

ジュエリーコーディネーターのやりがいは主に次の3つです。

  • ジュエリーを使って仕事ができる
  • 大切なお買い物のお手伝いができる
  • 自分のセンスが活かせる

順に解説していきます。

ジュエリーを使って仕事ができる

ジュエリーが好きな方であれば、毎日美しいジュエリーに囲まれて仕事ができるのはとても楽しいはずです。

販売員であれば、新たに入荷した商品を誰よりも早く見て、どんなふうにおすすめしようか考えることもできます。

シーズンごとにコンセプトがあり、トレンドに敏感な方やお洒落が好きな方にとっては楽しみながら働くこともできるでしょう。

大切なお買い物のお手伝いができる

婚約指輪や結婚指輪など、人生の大事な行事に用いられるジュエリーは一生もののアクセサリーです。

そんな肌身離さず身につける大切なジュエリーを選ぶお手伝いができることは、非常に責任を感じるため、やりがいのある仕事になるでしょう。

購入後も指輪のメンテナンスや石の追加などのデザイン変更ができるブランドもあります。
また指のサイズが変わるお客様もいますのでサイズ変更の対応など、購入後もお客様との関係は続いていきます。

自分のセンスが活かせる

自分のセンスを活かしてジュエリーを提供できるのも大きなやりがいです。プロの目線からお客様に合った商品が提案・提供できた際には大きな満足感を得られるでしょう。

自分のセンスで商品を提案・提供して、お客様から「良い商品を選んでくださってありがとう」「素敵です」と感謝された瞬間は特に嬉しいものです。

ジュエリーコーディネーターになるには?

ジュエリーコーディネーターになるには?

ジュエリーコーディネーターは豊富なジュエリーの知識や高い接客技術を必要とする職業なので、未経験から就職するのは難易度が高いです。

しかし、就職前にジュエリーの知識や接客の知識を習得することで即戦力として活躍できます。

ジュエリーコーディネーターに必要な知識は、次の方法で身につけられます。

  • 専門学校で学ぶ
  • 独学で習得する

それぞれについて解説していきます。

専門学校で学ぶ

ジュエリーの知識や接客・ホスピタリティの知識は、専門学校で学べます。

専門学校は大学に比べて実習が多く、プロとして現役で活躍する先生から指導を受けたり、相談ができたりするため、、効率的な学習が可能です。また、同じ目標へ向かう仲間ができるため、切磋琢磨しやすくなります。

東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校では、在学中に本物の結婚式をプロデュースしたり、ブライダル企業と連携したりして実践的に学習できる環境・設備が整っています。

ブライダル企業と連携して行う「産学連携プログラム」により、「ブライダルの伝道師」と呼ばれる桂由美先生を始めとした業界で活躍する講師陣を迎え、プロから直接スキルやホスピタリティを学べる機会が多いです。

校舎内に本格的なチャペルを用意しているので、実習を通して技術を学びやすいです。また、在学中に実際の結婚式のサポートを経験することできます。

ジュエリーの知識だけでなく、ドレスとのコーディネートや、結婚式という大切な一日を気持ちよく過ごしていただくための接客、ホスピタリティが習得可能です。

新郎新婦とともに、結婚式のプランニングをしながらジュエリーの提案もしたい方には、ブライダルプランナーコースがおすすめです。

ブライダルプランナーコース

ドレス選びやメイクと一緒にジュエリーとのコーディネートを学びたい方には、ブライダルドレスコーディネーターコースをおすすめします。

ブライダルドレスコーディネーターコース

体験入学や個別相談会も開いていますので、申し込んでみてはいかがでしょうか。

体験入学・個別相談会の詳細はこちら

独学で習得する

ジュエリーの知識は、独学でも身につけられます。

ジュエリーコーディネーター検定3級においては、実務経験は不問なので、日本ジュエリー協会が発行するテキストで学習すれば受験することができます。

ただし、実際にジュエリーコーディネーターとして活躍する際に必要な接客マナーやホスピタリティは、専門学校などのプロの指導がないと習得が難しいです。

また、独学の場合、疑問点が浮かんでも質問できる環境がないため、学習期間が長くなったり、給料面で不利になったりする恐れがあります。

ジュエリーコーディネーターに関するよくある質問

ジュエリーコーディネーターに関するよくある質問

ジュエリーコーディネーターに関してよくある質問は次の4つです。

  • ジュエリーコーディネーター検定の合格率は?
  • ジュエリーコーディネーター検定の資格は更新が必要?
  • ジュエリーコーディネーターで大変なことは?
  • ジュエリーの自腹での購入は必要?

それぞれ解説していきます。

ジュエリーコーディネーター検定の合格率は?

ジュエリーコーディネーター検定の合格率は公式には発表されていません。

インターネット上では、「3級は70%、2級は20%」とも言われていますが、正確な合格率は不明です。

ジュエリーコーディネーター検定の資格取得者は約8,500名いますが、1級(1次・2次)資格者は2022年7月現在、43名です。

ジュエリーコーディネーターで大変なことは?

ジュエリーコーディネーターは、店舗接客がメインの基本立ち仕事なので体力が必要です。

また、商品だけでなくスタッフを含めた全体の雰囲気や身につけているジュエリーを見て購入を決めるお客様もいるので、接客マナーや商品の扱い方などにも注意しなければなりません。

ジュエリーの自腹での購入は必要?

ジュエリーは高価な商品です。自腹で購入するとなるとかなりの負担ですが、特にその必要はありません。

仮に自腹購入を強要され、それを拒否することで不当な扱いを受けるようであれば、それは違法行為です。さらに上の上司や、会社の管理部門などに相談しましょう。

ジュエリーコーディネーターを目指すなら専門学校が最適

ジュエリーコーディネーターを目指すなら専門学校が最適

ジュエリーコーディネーターは、お客様に最適なジュエリーの提案をするために、ジュエリーの豊富な知識を身につけなければなりません。

独学でもジュエリーの知識は習得できますが、お客様に信頼されるための接客マナーやホスピタリティは、専門学校での習得がおすすめです。

東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校では結婚式のプロのスキルを身につけます。

ジュエリーの知識が習得できるのはもちろん、接客の知識やホスピタリティもしっかり身につくので、卒業後ジュエリーコーディネーターとして即戦力になれます。

本物の結婚式の現場でスタイリストとしてお客様に対応し、プロデュースの方法や高い接客力が身につきます。

産学連携により、世界で活躍する桂由美先生の特別授業やブライダル企業と連携した授業で実践的に学べます。

校舎内には、プロジェクションマッピングにも対応した本格的なチャペルを用意しているので、ジュエリーコーディネーターの経験を積みやすいです。

「ワーク&スタディ」という制度で、在学中から企業の現場で働き、経験と収入を得られます。中には、求人誌には載っていないようなハイランクな職場で働ける場合もあります。

10人以下で学ぶ「少人数制度」と一人ひとりに合わせた「レベル別クラス」によって、実践で使える英語力を身につけることが可能です。海外のお客様でも対応できる英語力を習得できます。

ブライダル業界を目指す人には理想的な環境がそろっています。

ブライダルプランナーとして活躍しながら、ジュエリーのご提案に興味がある方は、ブライダルプランナーコースがおすすめです。

ブライダルプランナーコース

結婚式のドレス選びやメイクとともに、ジュエリーのコーディネートのご提案に興味がある方は、ブライダルドレスコーディネーターコースをご検討ください。

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また、「Wメジャーカリキュラム」によって、他の専攻の授業も追加料金なしで受講可能です。「ブライダル業界に加えて観光にも興味がある」「ホテルの仕事も学びたい」という方には相性が良い制度です。さまざまな業界について学ぶことで、将来の選択肢が広がり、活躍しやすくなります。

ブライダルの仕事が分かる体験入学や、個別相談会も開催しています。

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就職サポートも充実しており、インターシップの案内や面接・履歴書対策に加え、業界の有名企業の人事担当者をお迎えした合同企業説明会の開催もしています。さらに「生涯就職サポート」により、卒業後も一生涯にわたり再就職や転職をサポートします。

一生の宝物になるジュエリーをご提案してお客様に末永くご愛用いただける、素敵なジュエリーコーディネーターを目指しましょう。

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