オープンキャンパスで質問したほうがいい9つのこと|聞き方の例も紹介

オープンキャンパスは、学校の雰囲気や学びの内容、将来のキャリアに関する情報などを直接確認できる貴重な機会です。
特に専門学校では、AO入試のエントリー条件としてオープンキャンパスへの参加を必須としている場合もあります。そのため、志望校へのオープンキャンパスへは必ず参加し、積極的に情報収集したほうがよいでしょう。
しかし、限られた時間のなかで効率よく情報を得るためには、事前準備が欠かせません。この記事では、専門学校のオープンキャンパスで質問すべき内容を、先生や在校生、事務局の方々など、質問する相手別に具体的に解説します。また、効果的な質問の仕方や、事前準備のコツについても紹介します。
オープンキャンパスの機会を最大限に活用して、自分に合った学校選びに役立てましょう。
目次
そもそもオープンキャンパスで質問したほうがいい?
オープンキャンパスで質問することは、学校に関する理解を深めたり、情報を収集したりするために大切です。
質問を通じて得た情報が、進路選択の判断材料になる可能性もあります。また、質問によって学校の特徴や魅力への理解が深まると、説得力のある志望理由が述べられるようになり、エントリーシート作成や面接に役立つでしょう。
さらに、質問する姿勢を見せることで自分の関心や意欲をアピールできるため、学校側に好印象を与えるきっかけになるかもしれません。
このように、オープンキャンパスでの質問は進路選択や入試によい影響をもたらす可能性があります。オープンキャンパスに参加する際は学校側の説明を聞くだけでなく、自分からも積極的に質問してみましょう。
先生や講師への質問例
学校のカリキュラムや学びの内容について疑問がある場合、先生や講師に質問するのが最適です。以下の3つのポイントについて、具体的な質問例を交えて紹介します。
- 授業内容やカリキュラムについて
- 学部・学科の特徴について
- 取得可能な資格について
順番に見ていきましょう。
授業内容やカリキュラムについて
授業内容やカリキュラムは、学生生活の中心となる重要な要素です。そのため、パンフレットだけではわからない具体的な学習内容や、入学から卒業までの学習の流れを確認しましょう。
【質問例】
- 1年生から専門科目はどのくらい受講できますか?
- 学年ごとのカリキュラムの特徴はなんですか?
- 実習はどのくらいの割合でありますか?
学部・学科の特徴について
学部・学科の特徴を知ることは、自分の興味や関心がどの分野と合っているかを判断するうえで役立ちます。また、学部・学科の強みや特色を理解し、卒業後の進路につながる学びができるか確認しましょう。
【質問例】
- A学科とB学科の特徴をそれぞれ教えてください
- 他の学校との差別化ポイントを教えてください
- この学部・学科ではどのような授業がおこなわれていますか?
取得可能な資格について
資格取得は将来のキャリアに直接関わる可能性があります。在学中にどのような資格が取得できるのか、また、そのためのサポート体制はどうなっているのかを確認しましょう。
【質問例】
- 在学中に取得可能な資格にはどのようなものがありますか?
- 資格取得のためのサポートは受けられますか?
- 資格の合格率を教えてください
先輩や在校生への質問例
在校生は実際に学生生活を送っている先輩として、学校生活をイメージするための情報を提供してくれます。以下の3つのポイントについて、具体的な質問例を交えて紹介します。
- 学校生活や授業の雰囲気
- 授業の難易度やおもしろさ
- クラブ活動やサークル
それぞれ詳しく見ていきましょう。
学校生活や授業の雰囲気について
学校生活や授業の雰囲気に関する質問は、実際の学生生活の様子を詳しく知るのに役立ちます。先輩の経験談を聞いて入学後の生活を具体的にイメージし、進路選択の判断材料に活用しましょう。
【質問例】
- 普段の1日のスケジュールを教えてください
- 授業中の雰囲気や講師との関係性はどうですか?
- 友人関係はどのように築いていきましたか?
授業の難易度やおもしろさについて
授業の難易度やおもしろさを知ることは、自分の学力や関心と合っているか判断するために重要です。先輩の経験を通じてより具体的な学習内容を理解できると、入学後の学習に向けた心構えをつくるのに役立ちます。
【質問例】
- おもしろいと感じた授業について教えてください
- 特に難しいと感じた科目はありますか?
- 予習や復習にどのくらい時間をかけていますか?
クラブ活動やサークルについて
充実した学生生活を送るためには、クラブ活動やサークルも重要な要素です。勉強以外の学生生活の質を評価するのに役立つため、あわせて聞いてみましょう。
【質問例】
- クラブやサークルにはどのようなものがありますか?
- 学業との両立はどのようにしていますか?
- 学校行事やイベントにはどのようなものがありますか?
事務局の先生や就職担当の先生への質問例
事務局の先生や就職担当の先生は、入試や学生生活のサポート、就職に関する専門的な情報を持っています。以下の3つのポイントについて、具体的な質問例を交えて紹介します。
- 入試制度について
- 奨学金や学生生活のサポートについて
- 就職支援や卒業後の進路について
それぞれ詳しく見ていきましょう。
入試制度について
入試制度について正確な情報を得ておくと、受験に向けた準備を進める際に安心です。事務局の先生は最新の入試情報を把握しているため、具体的な質問をしてみることをおすすめします。
【質問例】
- 入試のスケジュールを教えてください
- 一般入試とAO入試の違いや特徴を詳しく教えてください
- 入試科目や配点の変更はありますか?
奨学金や学生生活のサポートについて
奨学金や学生生活のサポートに関する質問は、経済面や生活面での不安の解消に役立ちます。高校生にとっては難しい内容かもしれませんが、担当の先生は丁寧に答えてくれます。疑問があれば遠慮せずに質問してみましょう。
【質問例】
- 利用可能な奨学金の種類や条件を教えてください
- 学生寮の入寮条件はありますか?
- 学内でのアルバイト紹介はありますか?
就職支援や卒業後の進路について
就職支援や卒業後の進路に関する質問は、学校での学びが将来のキャリアにどうつながるかを知ることができます。就職担当の先生から具体的な情報を得ることで、より具体的に将来をイメージできるでしょう。
【質問例】
- 就職支援のためのプログラムについて教えてください
- 主な就職先にはどのような企業がありますか?
- インターンシップの機会はありますか?
オープンキャンパスで効果的に情報を得るコツ
オープンキャンパスで必要な情報を限られた時間内で集めるためには、準備や計画が必要です。より充実した学校見学にするために、効果的に情報を得る3つのコツを解説します。
- 事前にホームページや資料を確認
- 質問リストの準備
- フォローアップ機会の活用
順番に見ていきましょう。
事前にホームページやパンフレットに目を通す
オープンキャンパスに参加する前に、学校のホームページやパンフレットに目を通しておきましょう。
基本的な情報をあらかじめ把握することで、オープンキャンパス当日はより具体的で深い質問ができるようになります。また、学校に関する事前知識があると、説明を聞く際も理解が深まりやすくなります。
当日の限られた時間を有効に使うためにも、できる範囲で事前に情報を収集しておくのがおすすめです。
質問リストを用意する
学校のホームページやパンフレットで基本的な情報を収集したら、詳しく聞きたい内容をまとめ、質問をリスト化しておきましょう。あわせて、それぞれの質問を誰に聞くのが最適か、整理しておくことをおすすめします。
たとえば、入試制度について詳しく知りたい場合は事務局の先生に、学生生活について知りたい場合は在校生に質問するのが最適です。質問する相手を適切に選ぶことで、より正確な情報を得られます。
さらに、質問に優先順位をつけておくと、時間が限られている場合でも効率よく質問できるでしょう。
個別相談やフォローアップ質問の機会も活用する
オープンキャンパス当日に聞き忘れたり、あとから知りたいことが出てきたりする場合もあるかもしれません。そのような場合は、個別相談会やフォローアップの機会を積極的に活用しましょう。
個別相談では周りを気にせずじっくりと対話できるため、より具体的な質問や相談ができ、自分の状況に合わせたアドバイスがもらえることもあります。
また、多くの学校では、オープンキャンパス後の問い合わせにも丁寧に対応してくれます。必要に応じて学校のホームページの問い合わせフォームや、個別相談の関連ページなどから連絡してみましょう。
まとめ:オープンキャンパスでの質問を活かして、自信を持って学校選びをしよう
オープンキャンパスで質問すると、学校の雰囲気やカリキュラムの内容、学生生活の実態などについて、より詳しい情報を収集できます。パンフレットやホームページだけでは得られない実際の情報は、自分に合った学校を選ぶための貴重な判断材料となるでしょう。
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オープンキャンパスや個別相談会の開催はもちろん、オンライン説明会やLINEを活用した相談会など、より気軽に質問できる方法をご用意しています。
質問することによって学校に関する疑問や不安を解消でき、より自信を持って進路を選択できます。オープンキャンパスや相談会の機会を最大限に活用し、自分に合った学校を見つけてください。