ゲストリレーションズって知ってる?魅力あるホテルのポジションについて徹底解説します!
ホテルについて調べると、ゲストリレーションズという仕事が見つかります。
フロントやコンシェルジュと比べて聞き慣れない仕事です。
「ゲストリレーションズってどんな仕事?」
「どんなホテルで働けるの?」
と疑問を持つ人が多いでしょう。
そこで本記事では、ゲストリレーションズの仕事について詳しく紹介します。
最後まで読めば、ゲストリレーションのお仕事イメージができ、未来への一歩を踏み出せます。
ホテル業界を目指したい方やゲストリレーションズに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ゲストリレーションズとは?
ゲストリレーションズとは、お客様に快適な時間や空間を提供するお仕事です。
ロビーにいる時間が長く、主にお客様からのさまざまな相談に対応します。
日本を代表する某ホテルなら、相談件数は1日平均100件ほどです。
【よくある相談の例】
- おいしいレストラン
- 新しい百貨店やブランドショップ
- おすすめの観光プラン
- 銀行・郵便局・両替の場所
中でも海外からのお客様から、日本ならではの味や自国の味を楽しめるレストランをよく聞かれます。
もちろん紹介するならおいしい味のお店でなければなりませんから、自分で足を運んで素晴らしい味やサービスを体験する機会も増えます。
ゲストリレーションズは、お客様に楽しんでもらうために、自分が楽しんだ経験が活きる仕事なのです。
ゲストリレーションズの仕事内容
ゲストリレーションズは、お客様の相談窓口の他にもたくさん役割をこなします。
【ゲストリレーションズの仕事内容】
- VIPのお客様対応
- ホテルのチェックイン・チェックアウト
- ビジネスセンターやクロークの管理
- 他部署のホテルスタッフとの関係構築
特に、VIPや長期滞在のお客様を深くケアできるのはゲストリレーションズの特徴です。
ゲストリレーションズマネージャーになれば、新しいサービスを企画したり、支配人がいないときに代理の権限を持ったりと、経営に携わる仕事にも挑戦できます。
ゲストリレーションズとコンシェルジュの違い
ゲストリレーションズとコンシェルジュは、お客様から相談を受ける仕事です。主に以下の違いがあります。
【ゲストリレーションズとコンシェルジュの一般的な違い】
ゲストリレーションズ | コンシェルジュ | |
---|---|---|
仕事内容 | 相談への対応やロビーフロアのサポート全般 | お客様からの相談対応に特化する |
対応するお客様 | VIPのお客様がメイン | 全てのお客様 |
ゲストリレーションズは多くの仕事をこなす総合的な役割に対して、コンシェルジュはお客様の相談窓口として専門的な役割を担当します。
また、コンシェルジュは全てのお客様が対象なので、特別なお客様の接待はゲストリレーションズの担当です。
ただし、ゲストリレーションズとコンシェルジュの区別がないホテルもあります。
ゲストリレーションズになるには?
では、ゲストリレーションズになるにはどうすれば良いのでしょうか?
- ゲストリレーションズに必要な資格は?
- ゲストリレーションズに必要なスキルは?
- ストリレーションズを目指せる学校
それぞれ解説します。
ゲストリレーションズに必要な資格は?
ゲストリレーションズに絶対に必要な資格は決まっていません。
ただし、英語力を示す「TOEIC」や「IELTS」は採用の大切な基準となります。
他にもマナーやホテル運営についての知識をアピールできる資格があれば、就職に有利です。
【ゲストリレーションの仕事に役立つ資格】
- ホテルの実務知識が認定される「ホテルビジネス実務検定」
- 困っている人への対応力を磨ける「ユニバーサルマナー検定」
- ホテル運営を学ぶ「TAP検定」
- ビジネススキルが身につく「秘書検定」や「サービス接遇検定」
絶対必要ではありませんが、上記のような資格を取っておけば、他の志望者より一歩リードできます。
ゲストリレーションズに必要なスキルは?
ゲストリレーションに必要なスキルは、以下の2つです。
【ゲストリレーションズに必要なスキル】
- 英語力
- ホスピタリティ
順番に解説します。
英語力
ゲストリレーションズにとって英語力はとても大切です。
なぜなら、日本語が理解できない海外のお客様と話す機会が多いからです。
たとえ最高の提案を思いついても、言語の壁が原因で伝えられないのはもったいないです。
一流のゲストリレーションズになりたい人は、特にスピーキングとリスニングでIELTSスコア8以上を目指してみてください。
【IELTSのスコアと評価】
参考:IELTS
TOEICスコアも英語力をアピールできますが、スピーキングテストがないためコミュニケーション能力に欠ける場合があります。
海外のお客様と楽しくお話したいなら、IELTSでハイスコアを狙うのがおすすめです。
ホスピタリティ
ゲストリレーションズになるには、ホスピタリティを身につけなければなりません。
ホスピタリティとは、サービスを超えた気配りやおもてなしのことです。
ホスピタリティとサービスには以下の違いがあります。
【サービスとホスピタリティの違い】
サービス | マニュアル化された当たり前のおもてなし ホテルからお客様への一方通行 |
---|---|
ホスピタリティ | お客様を想った特別感のあるおもてなし お互いが笑顔になり感動できる |
たとえば、ホテルにあるドリンクをそのまま提供するのはサービスです。
一方で、お客様のお好みのドリンクがホテル取り揃えていなかったとしても、その方のために発注したり買いに走ったりすることはホスピタリティと言えます。
とはいえ、多くのお客様にきめ細かなホスピタリティを届けるには、ハイレベルなスキルや幅広い知識が必要です。
独学で身につけるのはとても難しいので、一流のゲストリレーションズを目指すなら学校への進学をおすすめします。
ゲストリレーションズを目指せる学校
ゲストリレーションズを目指せる学校を紹介します。
- 専門学校
- 大学
それぞれの違いを把握してください。
専門学校
専門学校ではホテルで即戦力として働くことに特化した内容を学べます。
専門学校を卒業する頃には、ラグジュアリーホテルや会員制リゾートホテルでも通用する人材になれるでしょう。
例えば東京ホテル・ウェディング&IR専門学校なら、以下のような貴重な体験を積み重ねられます。
【東京ホテル・ウェディング&IR専門学校でできること】
- 現場の経験がある一流の講師からホテルを学べる
- 最高のホスピタリティが学べる
- 英語ざんまいの生活で英会話が身につく
- 海外の一流ホテルで業務経験が積める
数ある専門学校の中でも、東京ホテル・ウェディング&IR専門学校は、産学連携をとっているので、有名ホテルとの繋がりが強いです。有名ホテルのスタッフから学べる上に、有名ホテルへの就職の実績も多いです。
今なら体験入学や個別相談も行っています。
24時間対応のネット出願も行っております。
大学
大学に進学するなら、観光学科という選択があります。
ただし、大学では卒業するためにいろいろな授業を受ける必要があるので、ゲストリレーションズと関係が薄い授業も受ける場合もあります。
ゲストリレーションズに向いているのはこんな人
ゲストリレーションズの仕事を知って「難しそう……」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、以下5つに当てはまる人はゲストリレーションズに向いています。
【ゲストリレーションズに向いている人】
- 身だしなみに対する意識が高い人
- 人とコミュニケーションをとるのが好きな人
- チームで働くのが好きな人
- 日々の仕事の多様性を楽しめる人
- 外国語に興味がある人
それぞれ解説します。
身だしなみに対する意識が高い人
身だしなみはホスピタリティの基本です。
美意識が高く、身だしなみにこだわれる人はゲストリレーションズに向いています。
【身だしなみの例】
- 髪型・服装・体型
- メイク・肌のうるおい
- 所作・立ち振る舞い
困ったときに「清潔感のない人からサービスを受けたい」とは思いません。
どんなお客様でも魅力的なスタッフに対応してもらいたいものです。
毎日鏡の前に立って髪型を整えるときに感じる、自分を魅力的に見せたい気持ちを忘れないでください。
人とコミュニケーションをとるのが好きな人
ゲストリレーションズの仕事は、お客様とのコミュニケーションが中心です。
聞いた言葉から背景を読み取ったり聞き出したりして、より満足いただける提案を考えます。
たとえば、「おすすめのお店を教えてほしい」と言われたとき、自分が好きなお店を紹介するのが正解とは限りません。
景色がきれい・地域の名物・おいしいワインなど求めるものはお客様によって違います。
お客様が好みや目的を気持ちよく話せるのは、純粋に会話を楽しめる人です。
チームで働くのが好きな人
ホテル業務はチームプレイで成り立ちます。
お客様の要望にスムーズに答えるには、他の部署との連携が不可欠だからです。
ワインやカクテル用意ならソムリエやバーテンダーとの協力が必要ですし、お部屋についての相談ならフロントに引き継ぎます。
お客様を喜ばせる良いアイデアが思い浮かばず、仲間の知恵をかりる機会もあるかもしれません。
スムーズにサービスを提供するには、お客様だけでなく一緒に働く仲間との交流も欠かせません。
日々の仕事の多様性を楽しめる人
ゲストリレーションズは、毎日たくさんのお客様からご要望をいただきます。
内容はよくあるものから誕生日のお祝いやプロポーズなど特別な日のお手伝いまで多種多様です。
中には今までになかったスケールの大きい要望もあるでしょう。
そんなときでも新しい挑戦として楽しみ、どうやったらお客様に喜んでもらえるかを考えられる人はゲストリレーションズに向いています。
外国語に興味がある人
外国語に興味を持てる人は、ゲストリレーションズに向いています。
最も幅広い海外のお客様とコミュニケーションが取れるのは英語です。
ただし、海外から来たお客様の全員が英語を流暢に話せるわけではないため、追加で中国語やフランス語などを話せるとさらにお客様に喜んでいただけます。
見知らぬ土地で同じ言語を話せる人がいるのは、大きな安心感があるからです。
英語はもちろん他の外国語にも挑戦する意欲がある人は、ゲストリレーションズとして活躍できるチャンスが広がります。
ゲストリレーションズの就職先や求人
ゲストリレーションズの就職先は、国内・外資系のシティホテルやリゾートホテルが中心です。
能力次第で憧れのラグジュアリーホテルへの就職も目指せるでしょう。
就職先の例 | 特徴 |
---|---|
シティホテル |
都心部に立地するホテル。 結婚式や株主総会、講演会などさまざまなイベントに対応できる。 |
リゾートホテル |
温泉や海などのリゾート地に立地するホテル。 主にレジャー目的で利用される。 |
ラグジュアリーホテル | 高価格帯でハイレベルな施設やサービスを提供するホテル。 |
特に高価格帯のシティホテルには、国際会議や商品発表会などで各国の要人が集まりますし、観光名所のリゾートホテルにもVIPのお客様がいらっしゃいます。
そのため、特別なお客様に対応できる実力派ゲストリレーションズの需要は高いです。
ゲストリレーションズの給料・平均年収
2020年の求人データによると、ホテル業界の平均年収は349万円です。
年代別の平均年収は以下の表にまとめました。
【ホテル業界の平均年収】
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 296万円 |
30代 | 376万円 |
40代 | 440万円 |
50代〜 | 453万円 |
参考:doda
ゲストリレーションズの求人にしぼっても年収は300〜500万円ほどで大差ありません。
月収は20〜30万円ほどのイメージです。
さらに高年収を狙いたい人は、外国語やホスピタリティをしっかり学び一流ホテルへの就職を目指してみてください。
中には平均年収が550万円を超えるホテルもあります。
ゲストリレーションズのやりがいや魅力
ゲストリレーションズは、苦しいことも乗り越えられるような魅力ある仕事です。
【ゲストリレーションズのやりがい・魅力】
- お客様に直接サービスを提供できる
- 日々スキルアップしている実感が持てる
- キャリアアップも狙える
それぞれ紹介します。
お客様に直接サービスを提供できる
ゲストリレーションズは、お客様と直接かかわる機会に恵まれ、たくさんの意見をお聞きします。
なによりも嬉しいのは、お客様からお褒めの言葉をいただいたときです。
おすすめしたレストランに足を運んで感想を話してくれるお客様がいれば、お礼のハガキを送ってくださるお客様もいます。
良い対応ができれば名前で呼んでもらえることもあり、まるでこちらがサービスを受けているような気分です。
中には細やかな気配りとホスピタリティを積み重ねによって、ファンが付いているスタッフもいます。
ゲストリレーションズはホテルの中でも、お客様と信頼関係を作りやすい立場なのです。
日々スキルアップしている実感が持てる
ゲストリレーションズの仕事は、試行錯誤の繰り返しです。
突然のご要望でも決して「No」は言わず、必ず喜んでいただけるような別の提案をします。
さらに、どんなときでも冷静にクオリティの高いサービスをしなければなりません。
最初はわからないことも多く焦ってしまいますが、経験を積み重ねるとカッコよく対応できるようになります。
お客様との対話を通して自分の成長を実感できれば、「もっと喜んでいただこう!」とさらなるスキルアップにつながります。
キャリアアップも狙える
ゲストリレーションズの仕事をこなせるようになると、マネージャーに昇格します。
ゲストリレーションズマネージャーは、すなわち「ホテルの顔」です。
たくさんのVIPや常連客に覚えてもらい、感動してもらえるようなサービスやアメニティを立案します。
また、エグゼクティブクラブフロアという選ばれたお客様のみ滞在できる場所がホテルの高層階にあるのは、ご存知でしょうか?
そんな超VIP級のお客様の接待やお迎えの準備もできるようになります。
フロントスタッフ全体の教育も担当するので大変ですが、大きなやりがいも感じられます。
外資系ホテルなら若くしてマネージャーになる人もいますし、新入社員から総支配人になることも夢ではありません。
ゲストリレーションになるために行動しよう
ゲストリレーションズは、ホテルの中でもお客様と深く関われる仕事です。
お客様に感謝されるやりがいや自分の成長を日々感じながら働けます。
とはいえ、一流のゲストリレーションズになるには高いスキルが必要なので、独学はとても難しいです。
そこで、ワールドクラスの実力が身につく「東京ホテル・ウェディング&IR専門学校」をのぞいて見ませんか?英語力やホスピタリティは一朝一夕では身につかないので、できるだけ早めの行動がおすすめです。
授業や国内外で働く経験を通して、ゲストリレーションズに必要な英語力やホスピタリティをもれなく学べます。
興味がある方は、気軽に個別相談や体験入学にお申し込みください。
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キャンパスライフを通して、仲間と一緒に世界レベルの英語やホスピタリティを身につけてお客様に笑顔を届けましょう。