レストランのウェイターとは?仕事内容や魅力、求人から年収まで解説
「レストランのウェイターの仕事内容は?」
「レストランのウェイターに求められる能力やスキルは?」
外食の際によく目にするレストランのウェイターについて、知ってはいても詳細は知らないという方もいるでしょう。
そこでこの記事では、レストランのウェイターの仕事内容や求められる能力、スキルについて解説していきます。
レストランのウェイターに興味がある人は、ぜひ最後までお読みください。
目次
レストランのウェイターとは?
レストランのウェイターとは、レストランでお客様に対してサービスをおこなうスタッフのことを指します。そもそも「ウェイター」とは「待つ」を意味する「Wait」が語源といわれています。
なお、女性の場合は「ウェイトレス」です。※わりやすい説明にするために、この記事では「ウェイター」で統一してお伝えしていきます。
レストランのウェイターの仕事内容
レストランのウェイターの仕事内容は主に次のとおりです。
- テーブルへのご案内
- オーダーを取る
- 料理やドリンクの提供・説明
- テーブルの後片付け
それぞれ解説していきます。
テーブルへのご案内
レストランを訪れたお客様に利用人数、お待ち合わせや予約の有無を確認してテーブルまでご案内します。
来店されたお客様が最初に接するスタッフになるので、丁寧な対応を心がける必要があります。お店が忙しくても、お客様が心地よく感じる速度で歩きましょう。
また、上着を預かったり、椅子を引いたりしてお客様がお食事をしやすいように席に誘導します。
オーダーを取る
続いて、「本日のメニューはこちらになっております。本日のパスタは○○です」などとメニューの説明をして、お客様からのオーダーを取ります。
お客様から料理のボリュームや使っている食材を聞かれることもあるので、すぐに回答できるように、メニューについての知識は持っておきましょう。
また、「アレルギーなので、卵は使わないでください」「パクチーが苦手なので抜いてください」というお客様からのご要望は、忘れずに厨房へ伝えます。
料理やドリンクの提供・説明
料理やドリンクの提供や、その説明も仕事のひとつです。
ただ厨房からテーブルへ運ぶだけでなく、丁寧な運び方や置き方を意識することで、お客様によい印象を持ってもらうことができます。
特に熱い料理や冷たい料理などは最高の状態で提供するために厨房との連携が必要です。
料理の説明は、お客様の会話の邪魔にならないようにタイミングを見計らってスムーズにおこないます。
空いているお皿があったらすぐに下げたり、お飲み物がなくなっていたら「何かお飲みになりますか?」とお声がけしましょう。
テーブルの後片付け
お客様のお食事が済んだら、テーブルの後片付けです。
スピードも意識しながら、お食事中の他のお客様の邪魔にならないように、極力音を立てることなく静かにおこないます。
食べ残しや汚れがないか確認しながらきれいにテーブルを拭き、次のお客様が気持ちよくお食事をはじめられるようにします。
レストランのウェイターの給料や年収は?
レストランのウェイターの年収は、転職サイトの「求人ボックス」「Indeed」によると年収240~360万円程度となります。
月収は20~30万円程度になります。
働くレストランによって給料は異なるため、給料も考慮しつつ就職先を選ぶとよいでしょう。
なお、レストランのウェイターとして経験を積み、ヘッドウェイターやレストランマネージャーになれば収入の増加も期待できます。
現場経験を積み重ねた後のキャリアとしてはレストランの経営者や経営コンサルテイング等で活躍する人もいます。
その場合の月収は経営する店舗の規模により変動しますが、非常に夢とやりがいのある仕事と言えるでしょう。
レストランのウェイターのやりがいと魅力
レストランのウェイターのやりがいと魅力は次のとおりです。
- 言葉遣いや立ち振る舞いが洗練される
- お客様から感謝される
- 顔見知りの常連客(リピーター)ができる
順番に解説していきます。
言葉遣いや立ち振る舞いが洗練される
レストランのウェイターは、勤務時間の多くをお客様と接しながら過ごします。そのため、言葉遣いや立ち振る舞いが自然と洗練されていきます。
勤務をしていくなかで、「『お待ちください』より、『ただいま混雑しておりますので、お待たせして申し訳ありませんがもう少々お待ちください』とお伝えした方がよい」、「お客様のお食事の邪魔にならないように上品にお皿を下げよう」など考えて行動をおこなうようになるでしょう。
言葉遣いや立ち振る舞いなどのコミュニケーションは奥が深いので、レストランのウェイターとして仕事をするなかで、どんどん極めていけるのが魅力です。
お客様から感謝される
レストランのウェイターはお客様に直接対応することが多いため、感謝される機会も多いです。
たとえば、お客様の好みを考慮しながら丁寧に料理の説明をしたり、空になったグラスにタイミングよく水を注いだりすれば、お客様から感謝されるでしょう。
「また利用します」「対応してもらったのがあなたでよかったです」というお客様からの感謝の言葉が、大きなやりがいにつながります。
顔見知りの常連客(リピーター)ができる
レストランのウェイターとして仕事をしていると、自然と顔見知りの常連客(リピーター)ができます。
常連客から「また来たよ」など声をかけられたり、さまざまなお客様と会話を楽しむ機会もでてくるでしょう。顔を覚えてもらえたということは、心に残る接客ができた証ともいえます。
お客様と顔見知りになり、その会話から自分の世界が広がっていくのもレストランのウェイターの魅力のひとつです。
レストランのウェイターに求められる能力やスキル
レストランのウェイターに求められる能力やスキルは、以下のとおりです。
- テーブルマナー
- 接客マナー
- 対応力
- 観察力
ぜひ参考にしてください。
テーブルマナー
最低限のテーブルマナーは覚える必要があります。
たとえば、フォークやスプーン、ナイフなどのシルバーは使うものから順番に外側に置いておく。ワインを注ぐときはラベルが上部に来るように持つなど。
テーブルマナーは奥が深いので、知識を身につけるだけなく、実践できるようにしておきましょう。
接客マナー
接客マナーも重要です。言葉遣いや態度などに気を付けましょう。
もし言葉遣いや食器の扱いが雑になってしまっていると、お客様は「この人はマナーがなっていない」とがっかりするはずです。
お客様に不快な思いをさせないように、丁寧な言葉遣いや動作が求められます。
対応力
レストランのウェイターには、臨機応変な対応力が求められます。
お客様がフォークを床に落としてしまったときや、日本語が話せないお客様が来店されたときなど、臨機応変な対応が求められる場面はよくでてくるでしょう。
そのようなときは焦ることなく、ひとつひとつ丁寧に対応していく必要があります。こうした様々な出来事に対応していくなかで対応力は磨かれていきますが、スキルの追求には終わりがありません。飽きることなく長く続けられる仕事といえます。
観察力
レストランのウェイターには高い観察力が要求されます。
カトラリーの落ちる音がしたらすぐに代わりをお持ちする、スタッフを探しているお客様がいたらすぐにテーブルに向かうなど、観察力を働かせながら業務をおこなうことが大切です。
ご要望を汲み取れるように、「このお客様がいま求めていることは何か?」と常に考えながらお客様のことを観察する必要があります。
レストランのウェイターと相性がよい資格
レストランのウェイターと相性がよい資格は以下のとおりです。
- マナー・プロトコール検定
- サービス接遇検定
- レストランサービス技能検定
- ホテルビジネス実務検定試験
必須の資格はありませんが、取得しておくと知識や技術の証明になります。それぞれ解説していきます。
マナー・プロトコール検定
マナー・プロトコール検定は、正しいマナーとプロトコール(国際儀礼)についての知識を測る検定です。
正しいマナーを身につけておくことで相手に不快感を与えてしまうような事態を避けられます。
マナー・プロトコール検定の取得で、マナーに精通していることを示せるでしょう。
サービス接遇検定
サービス接遇検定は、サービスに対する心構えや対人心理の理解、応対技術、言葉遣いなど、サービスマインドを確認する資格です。
勉強を通じて、サービスに対する考え方や行動の型を学べます。
取得することでお客様の気持ちを理解し、行動できる人材であると証明することができるでしょう。
参考:サービス接遇検定
レストランサービス技能検定
レストランサービス技能検定はその名のとおり、レストランのサービスに関する技能を確認する検定です。
飲食サービス関連では唯一の国家資格となっています。合格できればサービス力の高さをアピールできます。
ホテルビジネス実務検定試験
ホテルビジネス実務検定は、ホテルについての専門知識を問う検定です。「H検」と呼ばれ、20年以上の歴史があります。
ホテルのレストランで働きたい場合は、取得しておくとよいでしょう。
レストランのウェイターに向いている人の特徴
レストランのウェイターに向いている人の特徴は次のとおりです。
- 料理が好きな人
- 判断力がある人
- 身体を動かすのが好きな人
ぜひ参考にしてください。
料理が好きな人
レストランのスタッフとして働くため、料理が好きな人には向いています。
料理が好きで興味があれば、「このメニューは北海道のホタテを使用している」「チキンを低温で調理している」など、メニューの説明を覚えやすいからです。
料理が好きな人なら、料理に囲まれて働けるレストランのウェイターとは相性がよいでしょう。
判断力がある人
上でもお伝えしたように、レストランのウェイターには臨機応変な対応が求められます。
そのため、判断力のある人が向いています。
たとえば、「荷物が重たそうなので、入り口でお預かりしてお席までお持ちしよう」「お子様をお連れなので、子ども用の椅子を用意しよう」など、迅速な判断と対応が求められます。
判断が早ければ、そのあとの行動も素早くおこなえるため、現場でもスムーズな対応ができるでしょう。
身体を動かすのが好きな人
レストランのウェイターは動き回るため、身体を動かすのが好きな人に向いています。
お客様をご案内したり、食事や飲み物を提供したりと体を動かすため、「座っているより、動き回りたい」という人には相性がいいです。
体を動かすのが好きな人なら、楽しく働けるでしょう。
まとめ:レストランのウェイターを目指すなら専門学校が近道
レストランのウェイターを目指すなら、大学に比べて実習が多い専門学校がおすすめです。独学では学びにくい技術を修得できます。
なかでも、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校では、世界で通用する英語力とホスピタリティを学べる環境を用意しています。
ホテルで働きたいなら「リゾート・ホテルホスピタリティコース」
ホテルの経営にも興味があるなら「ホテルマネジメント本科」
「少人数制度」「レベル別クラス」といった制度も採用しているので、効率的に自分の英語力を伸ばせるでしょう。
また、在学中に世界屈指のホテルで「長期インターンシップ」を経験できるので、ワールドクラスの実践力を身につけられます。留学費用は学費に含まれているので、経済的な負担も少ないです。
※社会情勢によっては開催できない場合もあります。あらかじめご了承ください。
「Wメジャーカリキュラム」では、別の専攻の授業を追加料金なしで受講が可能です。たとえば、「ホテル業界に加えて観光業界についても学びたい」という場合でも、幅広く学べます。
さらに、「ワーク&スタディ」プログラムで、学校に通いながら、アルバイト情報誌には掲載されない高級なホテルやレストランで経験を積みながら収入を得ることが可能です。
「産学連携」によって、学生のうちから一流企業の現役プロから指導を受けられる環境を用意しています。
就職サポートも充実しており、一人ひとりの夢を叶えるために個別での面接や履歴書の対策をおこなっています。企業とのつながりを活かした合同企業説明会やインターンシップも開催。「生涯就職サポート」により、卒業後の再就職や転職の際も安心です。
校舎は世界的なクリエーターの奥山清行名誉学校長がデザインをしているため、高級ホテルのような上質な空間です。奥山清行名誉学校長は、高級車であるフェラーリのデザインをイタリア人以外で初めておこなった実績があります。
「授業の様子を体験してみたい」「相談をしてみたい」という人向けに、体験入学や個別相談会も開催中です。オンラインでの参加も可能です。
ネット出願なら24時間応募ができます。
「レストランのウェイターに興味がある」「将来はレストランのウェイターになって活躍したい」とお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
レストランのウェイターになって、お料理とともにお客様に素敵なひとときを提供しましょう。